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久保建英(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

欧州組にとっての試練!シーズン佳境の3月に行われる日本代表2連戦でコンディション悪化の可能性大!

久保建英(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
欧州サッカーもシーズン終盤に差し掛かっており最も重要な期間に突入するが、欧州でプレーする日本代表選手にとっては試練となる可能性が高い。

なぜならば、3月20日、25日にW杯アジア最終予選が行われるからだ。

長距離移動でコンディション悪化の可能性大

W杯最終予選の2連戦が行われる期間は、インターナショナルウィークであるため各国のリーグ戦やカップ戦は行われないが、その間代表に選ばれている選手は母国代表の試合のために移動&試合をこなすことになる。

試合出場による疲労は溜まるが、欧州国籍の選手であれば移動距離が少ないためにそれほど大きくコンディションを崩すことはないだろう。

しかし、アフリカや南米、そして東アジアの代表選手たちは違う。

非常に長い距離の移動が含まれるため、コンディション悪化の可能性がかなり高まるのだ。

シーズン序盤から中盤にかけてであれば、まだシーズンの疲労が大きく溜まっているわけではないため影響が大きくなることは少ないが、3月というシーズンが佳境を迎えた状況での代表戦は身体への負担が非常に大きい。

例えば三笘薫は、ブライトンが来季のCL出場権獲得の可能性がある順位につけており、FA杯でもベスト8に進出している。

最も重要な時期であるわけだが、3月2日のニューカッスル戦終了間際に足がつるなどコンディション的にもギリギリであることがわかる。

この状態で長いフライトで日本に帰国し主力選手として2試合をこなし、イングランドに戻らなければならないため、コンディション悪化は避けられないだろう。

久保建英に関してもELや国王杯といった重要な試合が控えており、堂安律もチームが来季のCL出場権獲得が可能な順位であるため、なるべく万全の状態でシーズン終盤を迎えたいだろう。

シーズン終盤での活躍は、来夏の移籍関連にも大きく関わるだけに、怪我やコンディション悪化によって満足にプレーできない状況になるのはまずい。

2位以下に大きな勝ち点差をつけているため、日本代表のW杯出場はかなり濃厚だ。

しかし、だからといって三笘や久保、堂安といった主力選手たちを招集しないわけにはいかない。

そういった意味では、まさに欧州組にとって「試練の3月」だといえる。

果たして欧州でプレーする日本代表選手たちはこの試練の3月をうまく乗り越えることができるのか、注目だ。

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