キリアン・エムバペ（写真：ロイター/アフロ）
シーズン序盤の不調が嘘のような絶好調ぶりだ。
2月19日、CLノックアウトフェーズプレーオフ第2戦「レアル・マドリード対マンチェスター・シティ」の一戦が行われ、3-1(2戦合計6-3)でレアル・マドリードがラウンド16に進出したが、エースのエムバペはこの試合でハットトリックを達成するなど大活躍となった。
完全にレアルにフィットしたエムバペ
ロングフィードから抜け出して沈めた1点目、鋭い切り返しで奪った2点目、そして利き足とは逆の左足で決め切った3点目。
そのどれもがエムバペらしい得点であり、身体のキレも味方との連携もハイレベルな状態であることがわかる。
このハットトリックで今季のCLの得点数を7得点としたエムバペだが、ラ・リーガでもレヴァンドフスキの20得点に次ぐ17得点で2位となっており、公式戦合計で27得点を挙げている。
もう1人のエースであるヴィニシウスが16得点であることを踏まえれば、いかにレアルにおいて重要な選手かがわかるだろう。
エムバペはパリ・サンジェルマンに所属していた最後の2年間、年間40得点以上を挙げている。
CLで勝ち進み、国王杯でレアル・ソシエダに勝利すればさらに試合数が増えることから、今の調子を維持できれば今年も40得点以上を記録できるはずだ。
チームとして浮き沈みがありながらもラ・リーガ、CL、国王杯のすべてでタイトル獲得の可能性を残しているレアル。
エムバペが完全にフィットしたことにより、複数のタイトル獲得も現実的な目標になったといえるだろう。
久保建英は絶好調のレアル・マドリードと26日に対戦
ラ・リーガ11位に沈むレアル・ソシエダだが、国王杯では準決勝に進出している。
本日行われELノックアウトフェーズプレーオフ第2戦で引き分け以上の結果を残せば、このコンペティションでもベスト16にたどり着くわけだ。
しかし、現戦力でELを制覇するのは至難の業であり、国王杯でレアルを破るのも同様に難しいだろう。
久保建英は毎試合別格のプレーを見せているが、エムバペが完全にフィットしたレアル・マドリードに勝利する光景はあまり想像できない。
とはいえ何が起こるかわからないのがサッカーだ。
久保とエムバペ、どちらがチームを勝利に導くプレーができるのか、注目だ。
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