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中井卓大、アモレビエタへのレンタル終了でスペイン2部首位クラブに再レンタル!キャリア好転なるか

写真:中井卓大(提供:ムツ・カワモリ/アフロ)
レアル・マドリードに所属する中井卓大(21)のSDアモレビエタ(スペイン3部)退団が決まり、スペイン2部首位のラシン・サンタンデールへのレンタル移籍が決まった。

SDアモレビエタへは1年間のレンタル移籍だったが、両クラブ間合意で期限付きレンタル期間終了となった。

出場機会が増えず苦しむ中井卓大

欧州屈指のWGに成長した久保建英と並び将来を嘱望されてきた中井だが、今季も思うような出場機会を得られず苦しんでいる。

契約元は変わらずレアル・マドリードだが、ここ2年はレンタル移籍を繰り返している。

2023-2024シーズンはスペイン3部のラージョ・マハダオンダへとレンタル移籍したが、そのほとんどが後半途中からの出場で18試合に留まった。

迎えた2024-2025シーズンはスペイン3部のアモレビエタへとレンタル移籍し、シーズン序盤はスタメン起用されることもあったが、12月以降はプレーできずにいた。

今後はラシン・サンタンデールへとレンタル移籍しプレーすることになるが、当面はトップチームではなく4部リーグのリザーブチーム所属となる。

こうした現状を踏まえると、かなり中井の置かれている状況は厳しいを言わざるをえない。

キャリアを好転させる「完全移籍」という選択肢

中井は幼少期からレアル・マドリードの下部組織でプレーしているため、マドリー愛が非常に高い。

しかし、その愛情がキャリア停滞の原因となっているともいえる。

残念ながらこの状況からレアルのトップチームに駆け上がることはまず不可能だ。

サッカー選手としてのキャリアを大きく好転させるには、やはり「完全移籍」で他のチームへ移籍しプレーするべきではないか。

欧州ではレンタル移籍してきた選手をあまり重宝しない傾向にある。

完全移籍であれば、長期的な戦力として見られるため腰を据えてプレーすることが可能だ。

もちろん完全移籍で獲得したいと手を挙げてくれるチームがなければ実現できないが、なんとかラシン・サンタンデールのリザーブチームで一定以上の実力を示し、レアル愛を捨て完全移籍へと繋げてほしいものだ。

「神童」と称された少年も今年の10月で22歳となる。

果たして中井はここからキャリアを大きく変えていけるのか、その活躍に期待しよう。

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