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久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)

「EL」ムニョス退場が響きラツィオに敗戦のソシエダ!プレーオフ進出なら2試合増

久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
1月24日、EL第7節「ラツィオ対レアル・ソシエダ」の一戦が行われ、3-1でラツィオが勝利した。

ラツィオが1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた一方で、ソシエダはストレートインの可能性がなくなり、最終節の結果次第で決勝トーナメントプレーオフに進出となる。

ムニョスの前半30分の退場が響き完敗したソシエダ

1月19日に行われたバレンシア戦では久保建英やオヤルサバルといった主力をベンチスタートさせ、今回のラツィオ戦に備えたソシエダだったが、アイエン・ムニョスの退場によって一気に「捨て試合」となってしまった。

ラツィオが得点を重ね前半のうちに3-0にしたことで、アルグアシル監督はこの試合を諦め温存策を実行に移した。

チームの柱である久保とスビメンディをベンチに下げ、26日のヘタフェ戦と30日のPAOK戦に備えたのだ。

久保にとっては不完全燃焼となる試合ではあったが、アルグアシル監督のこの判断は妥当だったといえるだろう。

現在7位で来季のEL出場権獲得が現実的に狙える位置につけており、ELでも最終節に勝利すれば(最悪引き分けや敗戦でも)プレーオフ進出の可能性があることを考えれば、主力を下げる判断は妥当だといえる。

ソシエダはプレーオフ進出ならばホーム&アウェーでの試合が1試合ずつ増えるため、さらに過密日程となる。

欧州トップクラスの実力者となった久保にとってはやや物足りない状況に

18歳でレアル・マドリードへと移籍しレンタル移籍でラ・リーガでの経験値を上げ、ソシエダでエースとなった久保は、欧州でも屈指の右WGとなった。

リバプールのエースであり世界最高の右WGと称されるモハメド・サラーの後継者候補に挙がるほど欧州でも存在感が増しており、実際にそのプレーレベルは驚くほど高い。

そんな久保がラ・リーガ7位、ELのリーグフェーズ18位のクラブでプレーしている現状には、違和感を感じる。

30歳の選手であれば話は別だが、まだまだ伸びしろのある23歳のスター選手であるのだから、正直なところ一刻も早くビッグクラブに移籍すべきだといえるだろう。

今冬移籍の可能性は低そうだが、高い確率で夏に移籍することになるはずだ。

多くの日本人サッカーファンは、ビッグクラブでプレーする久保を待ち望んでいる。

果たしてこのままさらに選手として成長しビッグクラブのスタメンを奪うことができるのか、今後の久保に注目だ。

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