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大谷翔平(写真:AP/アフロ)

投手大谷翔平はドジャースに絶大な効果をもたらすも二刀流資格は現時点ではなし!クリアすべき条件とは

大谷翔平(写真:AP/アフロ)
ワールドシリーズ連覇に向け的確な補強を成功させているロサンゼルス・ドジャースだが、ブレイク・スネルや佐々木朗希、タナー・スコットの獲得と同等の戦力UPが既存選手によってもたらされることになる。

その既存の選手とは、「大谷翔平」だ。

昨シーズン打者として本塁打王や打点王、「50-50」達成と圧巻の活躍を見せた大谷だが、新シーズンは二刀流を復活させる。

これにより「投手大谷翔平」という戦力がドジャースに加わることになったわけだ。

2度目の手術を経験していることから、時間をかけて徐々に球数を増やしていく必要があるが、もしも大谷が二刀流でプレーできるならば、ドジャースは投手登録の上限である13人を超える「投手14人体制」でMLBを戦っていけるわけだ。

これは他のライバル球団との大きな違いだといえるだろう。

ただし、投手14人体制を実現させるには、「二刀流登録の条件」を満たす必要がある。

昨シーズン投手としてプレーしていないため、二刀流の資格を失っている大谷

MLBで二刀流として登録されるには、「投手として20イニング以上、野手として20試合以上(1試合3打席以上)」という条件をクリアしなければならない。

つまり、新シーズンの開幕に合わせて二刀流登録はできないということになる。

二刀流登録がされるまでは投手としてカウントし、20イニングの条件をクリアしなければならないわけだ。

その間は13人の投手枠の1つを大谷が担うことになるため、「ゆっくりと調整しながら開幕から2ヶ月くらいかけて本格的に二刀流を復活させる」という選択肢は現実的ではない。(その間ドジャースは投手のやりくりが厳しくなるため)

そのため、日本での開幕シリーズこそ打者に専念するはずだが、アメリカに戻ってからはある程度早い段階で投手として登板させ、20イニングを早期にクリアさせるのではないか。

先発ローテとして期待される選手の中には、MLB経験のない佐々木やトミー・ジョン手術後の復帰となるゴンソリン、昨シーズンのポストシーズン全休のグラスノーらもいる。

シーズン中盤以降は間違いなく投手14人体制の恩恵を受けられるドジャースだが、開幕からの1~2ヶ月はローテーションが難しくなるといえるだろう。

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