河村勇輝(写真:AP/アフロ)

河村勇輝はすでにGリーグ屈指のPGに!NBA本契約を勝ち取るためにすべきこととは

河村勇輝(写真:AP/アフロ)
1月21日(日本時間)に行われた「ハッスル対テキサス・レジェンズ」の一戦にPGとして先発した河村勇輝は、24得点14アシスト6スティールと大活躍だった。

チームは惜しくも敗れたものの、河村個人としてはかなり手ごたえを感じた試合になったといえるだろう。

今シーズン5度目のダブルダブル達成!

Gリーグ10回の出場ですでに5度のダブルダブルを達成している河村。

NBAでは平均1.4点、アシスト0.7本とかなり低いが、これはプレータイム自体が3.3分しか与えられていないことが原因であり、全く気にする必要はない。

FG%が38.1%、3P%が26.7%といった数字は改善の余地がありそうだが、すでにGリーグで多くの時間プレーしていることで完全にNBAレベルの選手へと成長を遂げている。

というよりも「アメリカのバスケットに適応した」という表現の方が正しいのかもしれない、

元々持っている能力は非常に高く、日本バスケット界歴代最高のPGと言っても過言ではないが、Bリーグとアメリカのバスケは全くレベルも異なり3ポイントラインの距離も異なる。

周囲の選手の身長もBリーグとは異なり大きいため、プレー中の見え方も違うだろう。

河村も間違いなく渡米後その違いに戸惑ったはずだが、経験を積むことで見事にアジャストしてきている。

ハッスルの一員としてプレーしたテキサス・レジェンズ戦の24得点14アシスト6スティールは決してまぐれなどではなく、河村の実力通りの活躍なのだ。

本契約を勝ち取るためにすべきこととは

今シーズンは間違いなくグリズリーズとの2WAY契約のまま進んでいくことになるが、来シーズンには本契約を勝ち取りたいところだ。

グリズリーズにはエースのジャ・モラントと確かな実力者であるスコッティ・ピッペンJr.がいるためなかなか本契約は難しいかもしれないが、NBAのチームは30チームある。

Gリーグで圧倒的なプレーを続けていれば、2番手のPGとして契約してくれるチームが現れる可能性もある。

そう、「圧倒的なプレーを続けること」が今の河村には必要なのだ。

GリーグはNBAの下部リーグに当たるが、当然ながらレベルは一段劣る。

そこで「まずまずの結果」を出していたとしても、残念ながらNBAの本契約は勝ち取れないだろう。

7~8割の試合で20得点10アシストレベルの結果を出すくらいに継続してハイスコアを叩き出さなければならないといえる。

ハードルは高いが、アメリカのバスケットボールに適応した河村ならば可能性は十分にあるはずだ。

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