FIFAランキング発表で日本代表はアジア最上位の15位!上位国への恐怖心は限りなくゼロに
三笘薫(写真:新華社/アフロ)
2024年最後となる男子サッカーのFIFAランキングが12月19日にFIFA(国際サッカー連盟)から発表された。
日本代表は前回と変わらず15位をキープしており、その他の上位国も今回は変動がなかった。
トップ20常連で強豪国の仲間入りと言っても過言ではない日本代表だが、トップ10を本気で狙うべきタイミングであるといえるだろう。
FIFAランキング上位20位
1位 アルゼンチン
2位 フランス
3位 スペイン
4位 イングランド
5位 ブラジル
6位 ポルトガル
7位 オランダ
8位 ベルギー
9位 イタリア
10位 ドイツ
11位 ウルグアイ
12位 コロンビア
13位 クロアチア
14位 モロッコ
15位 日本
16位 アメリカ
17位 セネガル
18位 イラン
19位 メキシコ
20位 スイス
もはや強豪国への恐怖心はゼロに!北中米W杯での躍進に期待
一昔前であれば、フランス代表やブラジル代表といった強豪国と試合をする際に「憧れ」や「恐怖心」があったはずだが、2024年の日本代表からはそうした感情はほとんど感じられない。
それもそのはず、現代表メンバーの大半が普段から欧州で日常的に世界的なチームや世界的な選手と対戦しており、チームメイトに強豪国の選手が在籍しているケースも珍しくない。
レアル・ソシエダの久保建英やブライトンの三笘薫、リバプールの遠藤航など、移籍市場の注目選手となりえる人材も豊富になってきており、「日本人=テクニックがあり勤勉でハイクオリティな選手」といったイメージが世界的にも定着している。
トップ5の強豪国とはまだ実力的に若干差があるものの、絶対に勝てない相手ではなくなった。
現にカタールW杯ではスペイン代表に勝利しており、今回のランキングでいう10位のドイツ代表にも2連勝中だ。
アジアカップこそ不甲斐ない戦いを見せ準々決勝敗退となったが、その後は9試合を33得点2失点の8勝1分け(不戦勝の北朝鮮戦は除く)と圧倒的な成績を残した。
もはやアジアでは飛び抜けた存在となっており、今後の課題は「いかに欧州や南米の強豪国との試合の機会を作るか」といった日本サッカー協会側の問題のみとなっている。
2025年もアジア最終予選が続くためなかなか強豪国との試合ができないが、早々にW杯出場を決め強豪国との試合を多く組むといった流れを作りたいものだ。
Follow @ssn_supersports