確かな手応え掴む河村勇輝はGリーグで躍動中！今後の課題は3ポイント成功率か

河村勇輝（写真：AP/アフロ）
11月20日に行われたGリーグのマジック戦で河村勇輝は大きな活躍を見せた。

Gリーグ2戦目となったこの試合に先発出場した河村は、15得点16アシストの「ダブルダブル」を達成し、チームを2連勝に導いた。

3ポイントシュートも8本中3本決めており、これまでの課題だったアウトサイドシュートも着実に改善できている。

Gリーグでは問題なし！焦らず2番手のPGとしてプレーする力を付ける時期

グリズリーズの選手として1ヶ月以上を過ごしている河村は、NBAのクオリティを完全に「日常化」できているようだ。

自分よりも30㎝以上身長の高い身体能力に恵まれた選手と同じコートでプレーすることは、想像以上に難易度が高いことだが、河村はそれを現実的にこなしているのだ。

Gリーグでは確実に通用することを証明できているため、今後はNBAでの出場機会をいかに獲得していくかが課題となるだろう。

ただし慌てる必要は決してない。

1年かけてNBAにアジャストしていき、来シーズン以降に2番手のPGとしてプレーできるようにじっくりと力を付けていくべきだろう。

懸念はグリズリーズのPGの層が厚い点

今季じっくりとGリーグとグリズリーズで力をつけていく河村にとって、1つだけ懸念されることがある。

それは「グリズリーズのPGの層が厚いこと」だ。

グリズリーズには、チームのエースであるジャ・モラントがおり、2番手のPGにも偉大な父を持ち自身もNBAで活躍するスコッティピッペンJrがいる。

つまり、河村が着実に力を付けていったとしても、3番手PG以上の存在にはなれない可能性が高いのだ。

今はまだそういった懸念を気にする時期ではないが、来季以降2番手PGを目指す上では大きな問題となるだろう。