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100人の大所帯でひと月の練習日は30日 BRAVE・岡田貴哉代表が語る“社会人卓球の醍醐味”

所属メンバー100人弱と東京都内でも指折りの規模を誇り、全国大会出場者も多く在籍しているのが、創部9年目を迎えた卓球クラブ・BRAVE(ブレイブ)だ。

登録者数200万人を超える人気卓球YouTuber・卓キチさんが普段着ているユニフォームということで、チーム名に見覚えがある方も多いかもしれない。

チームを設立した代表の岡田貴哉さん(菊里高等学校→奈良教育大学出身)にBRAVE設立の経緯を伺ったところ、社会人卓球ならではの醍醐味について語ってくれた。

「横文字だとかっこいい」チーム名はBRAVEに

チームBRAVE
写真:大会参加時のBRAVEのメンバー/提供:BRAVE

――まずは岡田さんの卓球経歴をお伺いできますでしょうか。
岡田貴哉:小学校の時、放課後にやっていた部活動をきっかけに卓球を始めました。中学では1個上の先輩が作ってくれた卓球部に入部。

先輩の熱意に心を打たれた顧問の先生が、コーチを探してきてくださり、私が3年生のとき、創部4年目で全国大会出場を果たしました。そこから高校、大学、社会人になってもずっと卓球を続けています。

現在代表を務めているBRAVEは、私が東京に来たタイミングで立ち上げたチームで、今年で9年目になります。

――長い歴史があるのですね。どこかに所属するよりは、自分でチームを作ろうとなったのでしょうか?
岡田貴哉:東京に来た時、競技として卓球を続けたかったのですが、東京には知人もいない上、当時は今のようにインターネットでメンバー募集しているところが少なくて、自分のレベルに合ったチームがありませんでした。

そのため、最初は同じようなモチベーション・実力の選手を集めて、練習募集のLINEグループを作っていました。

そこから自然とメンバー間で「このままチームにしよう」と話が進み、現在の形になりました。

チームBRAVE
写真:大会参加時のBRAVEのメンバー/提供:BRAVE

――BRAVEというチーム名には何か由来があるのでしょうか。
岡田貴哉:お恥ずかしい話ですが、特別な理由があるわけではありません(笑)。

友人のチーム名を見て、とりあえず横文字だとかっこいいかなと思っていました。

私がチームを作る際、インターネットで英単語を検索し、「これでいいかな?」くらいの感覚で「BRAVE」を選びました(笑)。

“青春を続けたい”卓球好きの集まり

――続いてチームの特徴についてお伺いできればと思います。

1ヶ月の練習日一覧を見て、部活並みの練習量で驚きました(笑)。

岡田貴哉:チームには100人以上が所属しており、卓球好きな人ばかり。上達したい思いの強い人が多く集まっています。

毎日練習している方もいらっしゃいますし、私も週5で練習をやっています。そのため、練習日は月に20~30日確保しています。

もちろん家庭や仕事の都合などで、週1回しか来られないメンバーもいますが、県ベスト8ぐらいの部活をイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。

――まだまだ社会人でも青春を続けたい人たちが集まっているわけですね。練習はどのように行っているのでしょうか。
岡田貴哉:青春時代を思い出してもらって、がっつり練習しています(笑)。

練習の時間帯は18時-21時、または19時-22時。その時間で練習場所を確保しています。最初の2時間は課題練習や多球練習をして、部活のようにローテーションしながら練習メンバーを変えています。最後の1時間はゲーム練習という流れですね。

チームBRAVE
写真:大会参加時のBRAVEのメンバー/提供:BRAVE

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