「W杯アジア最終予選」小川航基が上田綺世からポジションを奪うために必要な2つのポイント
小川航基(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
11月15日、北中米W杯アジア最終予選第5節「インドネシア代表対日本代表」の一戦がグロラ・ブン・カルノ・スタジアムで行われる。
この試合のポイントの1つとなるのが、負傷により未招集となった上田綺世の代わりを務めることになるであろう小川航基のプレーだ。
インドネシア戦と19日に行われる中国戦の2試合で結果を残せれば、上田からレギュラーを奪う可能性もあるだけに、注目だ。
上田からレギュラーを奪うために必要なポイント
日本代表のCFは、直近の1年間で完全に上田綺世がレギュラーとなった。
2023年、2024年共に日本代表の試合で7得点ずつ奪っており、基本的には今後も森保監督のファーストチョイスとなる存在だ。
しかし、まだ「絶対的な存在」とまではなっていない。
空中戦の強さや決定力、周囲との連携も一定以上持ち合わせているが、欧州トップクラスのCFと比べればまだ実力は劣る。
それゆえに、結果を残せるCFであれば上田のライバルとなりえる状況だといえる。
小川航基もまた2024年絶好調なCFの1人だ。
5試合に出場し4得点を挙げており、強烈な存在感を放っている。
上田とはどちらかといえば似たタイプであるともいえる。
ポイントの1つ目は、もちろん「得点」や「アシスト」といった結果だ。
インドネシア代表と中国代表はCグループの5位と6位のチームであり、攻撃の時間は長くなるだろう。
もしも小川自身が無得点で終わるなら、アピール失敗となる。
少なくとも1得点は必要で、上田から一気にレギュラーを奪うならばハットトリックといった大きな結果が必要となるだろう。
ポイントの2つ目は、「ポストプレイ」だ。
日本代表は南野拓実や鎌田大地、伊東純也、中村敬斗など2列目に得点力の高い選手が多い。
小川がポストプレイで2列目の選手が前を向く機会を多く作ることができれば、より日本の攻撃は厚く迫力のあるものになる。
186㎝と上田よりもサイズはあるため、身体の使い方次第ではポストプレイでも大きな戦力となる。
果たして小川は11月シリーズでアピールに成功し上田からレギュラーを奪うことができるのか、注目だ。
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