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「ちょっとホッとしました」スポット参戦・原英莉花は“69”で巻き返し予選通過

原英莉花が昨年大会に続いて予選通過(写真はTOTO)(撮影:佐々木啓)

<ロッテ選手権 2日目◇7日◇ホアカレイCC(米ハワイ州)◇6536ヤード・パー72>

スポット参戦している原英莉花が4バーディ・1ボギーの「69」でスコアを伸ばし、トータル2アンダー・28位タイで予選通過を決めた。72位からスタートし、カットラインを超えるためにアンダーパーが求められるラウンドで見事な巻き返しを見せた。「アンダーで回らなきゃいけないというポジションだった。良かったなっていう気持ちと、(その半面)もうちょっとできたかなっていうのはあります」と評価を下した。

カットラインを気にしながらのラウンドだった。14番でバーディを先行させて圏内に潜り込むと、後半では3つのバーディを奪った。「ショットの調子がどうなのかを気に、 風も強かったですし、ちょっと安牌(あんぱい)な攻め方になってしまった」と反省しつつも、スコアロスは最低限に抑えることができた。

折り返し直後の1番でバーディを奪ったが、2番でボギー。だが、初日ティショットを池に入れてダブルボギーとした3番でバウンスバックに成功した。「きのうは落としてしまった(ホールだった)ので、そこはしっかり集中した。絶対バーディを取りたかった」。残り107ヤードを49度ウェッジで3メートルにつけてバーディとし、流れを切らさなかった。

主催者推薦でのスポット参戦。日本ツアーメンバーとして出場し34位で終えた「TOTOジャパンクラシック」からの連戦だが、徐々に自信を取り戻しつつある。昨年大会に続いての決勝進出には「予選落ちは絶対したくなかったので。ちょっとホッとしました」と安どの表情を見せた。順位も大きく上がり、ここから優勝争いに加わりたいところだ。

1カ月後には来季の米ツアー出場権をかけた最終予選会「Qシリーズ」が控える。今大会で優勝すればそれが“免除”されて即メンバー入りが決まるが、上位との差は7打とやや開いている。「どんな風、コンディションでもアンダーで回っていきたい。どんどんバーディを取っていけるように挑戦したい」。攻めの姿勢を最後まで貫いていく。

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