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原英莉花は「72」と伸ばせず34位  ハワイでの米ツアー切符を目指して「強い気持ちで頑張りたい」

原英莉花は来週のハワイで再び米国ツアー出場権獲得を目指す(撮影:佐々木啓)

<TOTOジャパンクラシック 最終日◇3日◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6616ヤード・パー72>

原英莉花は3バーディ・3ボギーの「72」で34位に終わった。初日は「68」で10位発進も、2日目は「71」と伸ばし切れず、この日はパープレー。「ダメでした。アライメントがしっくりこなくて、思った方向に打てなかった。ホールを重ねるごとに…ですね。攻めたところが、うまくいかなかった」と顔をしかめた。

難しい2メートルのフックラインを沈めた8番で最初のバーディを奪い、10番でもスコアを伸ばした。しかし、その後はショットがブレはじめ、ボギーを重ねた。パー5の最終18番も3打目がグリーンをオーバーし、4打目も寄せ切れずに後味の悪さが残るボギーとなった。

10月22日から4日間、米フロリダ州で行われた米ツアーの来季の出場資格を懸けた2次予選会を突破し、強行日程で臨んだ日米ツアー共催大会だった。雨の影響で中止となった3日目の前日は「いい練習場がなかったので」とトレーニングを中心に調整。「天気はしょうがないけど、順位的にも4日間やりたかった」。不完全燃焼の思いと、優勝で手に入った米ツアー切符を逃した悔しさが、言葉の端々ににじんだ。

6日からはハワイで行われる「ロッテ選手権」に2年連続で主催者推薦で出場する。2週連続の米ツアー。優勝すれば、もちろん次戦も2年シードがついてくる。この日うちに東京に戻り、羽田空港からハワイに向う。

「強い気持ちで頑張りたい。ちょっとでもいい流れに持っていけるようなプレー運びをしたい。修正するところはたくさんある。いろいろ考えながら、いい形で初日を迎えたいです」。12月の最終予選会を含めて来年の米ツアー参戦のチャンスは、あと2回も残っている。(文・臼杵孝志)

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