久保建英と三笘薫が超えられない「ワールドクラス」への壁!日本代表がW杯ベスト8以上を実現させるために必要な「エース」の条件とは
久保建英(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
2024-2025シーズンも序盤戦が終わり、今後は各リーグ上位勢と中位勢の差も広がっていくことになる。
日本人選手に注目してみると、全体的に低調といえるかもしれない。
結果を残している日本人選手は少ない
一定以上の結果を残しているのは4得点1アシストを記録している堂安律や4得点の町野修斗、5得点1アシストの中村敬斗、3得点2アシストの南野拓実くらいか。
佐野海舟に関してはJリーグからいきなり4大リーグへと移籍し、マインツで絶対的レギュラーとしてプレーしているため成功者といえるが、まだスキャンダルの影響は色濃く残っていることから、日本代表に絡む存在だとはいえないだろう。
鎌田大地がクリスタルパレス、伊藤洋輝がバイエルン、菅原由勢がサウサンプトンへとステップアップ移籍を果たしたが、インパクトのある活躍は見せていない。(伊藤に関しては負傷離脱により未だプレーできていない)
遠藤航に関してはリヴァプールで完全にカップ戦要員となっており、冨安健洋に関しても10月5日のサウサンプトン戦で数分出場しただけで再び負傷離脱となった。
日本人選手で最も人気と実力のある久保建英と三笘薫に関しても、過去に見せていたインパクトある活躍と比べると物足りない状態だ。
久保建英は2得点0アシスト、三笘薫は1得点2アシストとなっており、チームの主力でありながらもそこまでの実績を残せていない。
日本代表がW杯でベスト8以上に進出するためにはエースとして一定以上の成績が必要
日本代表は組織的なプレーが得意であり、その点においては世界でもトップ3に入る実力国だ。
しかし、個人の実力が上がってきているとはいえ、やはりW杯で優勝候補やベスト8以上となる国と比べると、個人の質は劣る。
例えば惜しくもバロンドールを逃したレアルのヴィニシウスは、今季8得点5アシストであり、アーセナルのエースであるサカは4得点7アシストだ。
快進撃を続けるバルセロナのラフィーニャに至っては、すでに10得点7アシストを記録している。
W杯で日本がベスト8以上の成績を残すには、組織力だけでなく世界的選手が2~3人は出てこなければならないといえるだろう。
久保や三笘がそれに一番近い存在だが、現時点ではまだワールドクラスには届いていない。
年間15得点関与(ゴール及びアシストの合計点)がエースの最低条件となるのではないか。
今後久保や三笘が再びインパクトある活躍ができるのか、注目しよう。
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