• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 新ドライバーが導いた2年ぶりの勝利 「替えて全てのプレーの安定感が戻った」【勝者のギア】

新ドライバーが導いた2年ぶりの勝利 「替えて全てのプレーの安定感が戻った」【勝者のギア】

イ・ミニョン優勝の影に新ドライバーの存在があった(撮影:福田文平、ALBA)

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日◇20日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6506ヤード・パー72>
 
首位タイから出た32歳のイ・ミニョン(韓国)が、最終日に4バーディ・3ボギーの「71」をマーク。トータル14アンダーで、2022年「北海道 meijiカップ」以来となる通算7勝目をつかんだ。タイトリストとクラブ契約を結ぶ32歳は、この試合の前週に最新ドライバー『GT3』へ変更したことが大きかったと振り返る。

『勝利に貢献したクラブは?』と聞かれると「先週からチェンジしたドライバーだと思います」と即答する。「方向性も良くなったし、飛距離も伸びて、ドライバーから自信をもらった。ドライバーがまっすぐ飛んでくれたらすべてのプレーに安定感が出ます」と、これがプレーの礎を築いた。飛距離についても「10~15ヤードぐらい」伸びたと話す。落ちていたという飛距離を戻し、その表情にも充実感があふれる。

これが、今季30代以上の選手にとっての初優勝だった。その話を聞くと、「昨日初めて聞いて『ホントかな』と思った。私が優勝したら周りの選手がよろこぶかなと、それも意識しました。私も最近パワーがなかったし、周りの同年代を見てもなんか明るくなく、疲れてる感じだったので」。大会通じての平均飛距離は251ヤード。鋭く飛ぶ打球で、同世代の選手を鼓舞した。

なお今季32戦でボール最多勝はスリクソンの16勝。『Z-STAR』の竹田麗央が7勝、『Z-STAR XV』の岩井明愛が3勝、小祝さくらと岩井千怜が2勝ずつに山下が加わり、『Z-STAR◆』で安田祐香が勝利している。続いてブリヂストンが8勝(川崎春花3勝、桑木志帆2勝、大里桃子、阿部未悠、佐藤心結)、タイトリストが6勝(鈴木愛2勝、臼井麗香、天本ハルカ、イ・ヒョソン、イ・ミニョン)、キャロウェイ1勝(河本結)、テーラーメイド1勝(新垣比菜)となる。

またパターの最多勝はオデッセイの19勝。続いてピンが6勝、テーラーメイド6勝、スコッティ・キャメロン1勝となる。そのうち、ショートスラントネックマレットが13勝(竹田7、岩井明愛3、大里桃子、河本結、山下美夢有)、センターシャフトマレットが5勝、クランクネックマレット4勝とクランクネックブレード4勝、そしてダブルベンドマレットはイ・ミニョンを含む計4勝だ。
 
【イ・ミニョンの優勝ギア】
1W:タイトリストGT3(9°、テンセイ1Kプロブルー50S、45インチ) 
3W:タイトリストTSR3(15°、テンセイ1Kプロブルー50S)
5W:タイトリストTSR3(18°、テンセイ1Kプロブルー50X)
4U:タイトリストTSR3(21°、テンセイCKプロオレンジ70HY R)
4I:タイトリストT200(N.S.PRO 850GH R)
5I~PW:タイトリストT150(N.S.PRO 850GH R)
52,58°:タイトリストVokey Design SM10
PT:テーラーメイドSpider Tour X
BALL:タイトリストPro V1

関連記事