「今後につながる、みんなが勝てる」丸山茂樹副主将のプレジデンツカップ総括
<プレジデンツカップ 最終日◇29日◇ロイヤルモントリオールGC(カナダ)◇7279ヤード・パー70>
26年ぶりの勝利を目指した世界選抜は、11.5ポイント対18.5ポイントで米国選抜に敗れた。2日目にフォアサム(1つの球を交互にプレーする)5試合で全勝するなどドラマもあったが、1998年以来の勝利はお預けとなった。
丸山茂樹は世界選抜チームの副主将として、4日間の戦いを見守った。「今後につながるというか、もうみんなが勝てるということ」と総評。11連敗を喫した世界選抜の奮起に期待した。
最終日のシングルマッチでは、「先に(松山を)出したら間違いなく(シェフラーが)来るだろうって言われていた」と“目論見”通り、松山英樹とスコッティ・シェフラーが対決した。世界ランキング7位でチームトップに立つエースと世界ランキング1位の直接対決。そして松山が1UPで勝利し、大金星を挙げた。
シングルスは3勝3分6敗と負け越したものの、最後まで善戦した。『勝てるチャンスがあったか』という問いにも「もちろん」と即答。世界選抜のポテンシャルを高く評価した。
そのうえで、データに基づいたチーム戦略については反省する。「僕が見ている感じだと、すごくデータを意識していた。この人とこの人が、あの人とこの人が、みたいな」。主将のマイク・ウィアー(カナダ)を筆頭に考えられた戦略だったが、「あまりシリアスに考えずに『のびのびやってこい』みたいな言葉がもっとあったほうがいいんじゃないか」。このあたりは次に向けた“首脳陣”の課題になりそうだ。
次回は2年後、2026年に米イリノイ州シカゴ近郊のメダイナCCで開催される予定。そこでのリベンジに向けて、各選手が地力をつけることに期待したい。
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