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片山晋呉が考える“飛んで曲がらない”ドライバーのボール位置は「自分から見てトゥ寄り」

ボールを斜めから見ていることと、空中にボールがあることを考えると、トゥ寄りに構えたときにちょうど芯に当たりやすくなる(撮影:鈴木祥)

片山晋呉のボール位置の基本は「左耳の付け根の下」。しかし、アイアンやフェアウェイウッドといった地面の上から打つクラブと違い、高くティアップして打つ「ドライバーは特殊」だという。12日(木)発売のゴルフ雑誌ALBA900号では、飛んで曲がらないドライバーのボール位置について、片山に詳しく聞いている。

アイアンもフェアウェイウッドもユーティリティも基本は全部ダウンブロー。でもドライバーはアイアンと違ってボールをティアップして、空中に浮いているので特殊です。最下点よりも先でアッパーに当てたいので、僕はボール1個半くらいヘッドを離して構えています。

左耳の付け根の下にフェース面が来て、ボール位置はそれよりも左。女子プロやドラコン選手にヘッドを離す人が多いのは、アッパーに打って飛ばしたいからだと思います。また、僕のドライバーのティアップが高いのは、「ターフの長さ、ティの高さ、プライドは高く持て」とジャンボさんに昔教わった影響で、それは今も守っています。

もう1つのポイントは自分から見てトゥ寄りに構えること。ドライバーは空中に浮いているボールを真上ではなく斜めから見ています。フェースの真ん中に合わせて構えたつもりでも、実はヒール寄り。芯に当たりやすいのはトゥ寄りです。ヘッドの真ん中に印が描かれたドライバーもありますが、それに惑わされないように注意してください。

■片山晋呉
かたやま・しんご/1973年1月生まれ、茨城県出身。身長171センチで飛距離は出る方ではないが、卓越したゴルフ理論を武器にレギュラーツアーで通算31勝を挙げて永久シードを獲得し、5度の賞金王に輝いた。2020年に開設したYouTubeチャンネルでは独自のゴルフ理論が人気を博している。イーグルポイントゴルフクラブ所属。

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7番アイアンはスタンスの真ん中? ドライバーは左足カカト線上? ボール位置がはっきりと決まっていないゴルファーは多い。関連記事【「左足カカト線上っていうけど…」 片山晋呉が“左耳の付け根の下”にボールを置く理由とは?】では、再現性の高いショットが打てるボール位置を片山晋呉に取材している。

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