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岩井明愛の長いパー3対策は『5W→飛び系5I』 スリクソン新ボールも後押し【勝者のギア】

岩井明愛の優勝セッティングは?(撮影:ALBA)

<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 最終日◇15日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6560ヤード・パー72>

首位と4打差で出た岩井明愛がボギーなしの「64」をマークして逆転。トータル16アンダーで山下美夢有をかわし、今季3勝目(通算6勝目)を自身初の大会連覇で飾った。

前回勝利の6月「ニチレイレディス」と異なるのは、5番ウッドを飛び系の5番アイアン『ヨネックスEZONE GT』に入れ替えたこと。その意図について、「朝の練習で、パー3のヤーデージで決めたりしています」と明かす。

「今週はパー3が長くて、大事にしようと思っていた。パー3でできるだけ困らないように、飛び系の5番アイアンを入れた。パー5で5番ウッドが欲しかったけれど、3番ウッドで抑えればなんとかなるかなと」

飛距離は飛び系の5番アイアンは200ヤードで、5番ウッドは215ヤード。最終日は実測194ヤードの16番パー3で使用した。惜しくもパーに終わり、3日間を通してパー3でバーディは生まれなかったものの、すべてパーにまとめてスコアを失わなかった。ただ、続く17番パー4のティショットでもその5番アイアンを握り、勝負を決めたバーディを奪った。

なお、今季のドライビングディスタンスは255.18ヤードで6位につけているが、今大会2日目に行われた「朝日インテックpresents ドライビング女王コンテスト」には出場せず。「飛ぶ方がたくさんいらっしゃるので。(千怜と)相談というか、出る?とは聞きましたが、今年はやめとこうかなという感じでした」と本戦に集中した。

ボールは契約するダンロップの『スリクソン Z-STAR XV プロトタイプ』を使用。先月女子ツアーに登場したばかりの新モデルで、詳細はまだ未発表のモノだ。「飛距離にはあまり差がないけれど、確かにスピンが効きやすくなりました」と話し、即投入をしている。

今季27試合目でボール最多勝はスリクソンの13勝。『スリクソンZ-STAR』を使用する竹田が6勝で、『Z-STAR XV』では岩井明愛3勝、小祝さくらと岩井千怜が2勝ずつ。続いてブリヂストンが7勝(川崎春花3勝、桑木志帆2勝、大里桃子、阿部未悠)、タイトリストが5勝(鈴木愛2勝、臼井麗香、天本ハルカ、イ・ヒョソン)、キャロウェイ1勝(河本結)、テーラーメイド1勝(新垣比菜)となる。
 
【岩井明愛の優勝ギア】
1W:ヨネックスEZONE GTタイプS(9°REXIS KAIZA-M 5S 45.5インチ)
3W:ヨネックスEZONE GT(14.5°REXIS KAIZA-M 6S)
5,6I:ヨネックスEZONE GT(REXIS KAIZA 8S)
5I~PW:ヨネックスEZONE CB511フォージド(N.S.PRO 950GH neo)
50,54,58°:ヨネックスEZONE W501(N.S.PRO 950GH neo)
PT:テーラーメイドSpider Tour X
BALL:スリクソンZ-STAR XV プロトタイプ

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