バスケ日本代表の富永啓生がNBA傘下のGリーグ選抜に選出!パリオリンピックの悔しさを晴らせるか
富永啓生(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
パリオリンピックで悔しい時間を過ごしたバスケットボール日本代表の富永啓生(23)が「NBA G League Fall Invitational」で行われるGリーグ選抜チームに選出された。
このチームは、NBAの下部組織であるGリーグに所属するスター選手で構成されていて、富永は日本人として(アジア人としても)初めて選出されることとなった。
開催日は9月5日と7日(日本時間)の2日間で行われる。
パリオリンピックでの悔しさを晴らすきっかけにしたい富永
「和製カリー」と称されパリオリンピックでの活躍が期待されていた富永だったが、現実はあまりにも厳しかった。
ドイツ戦では出場時間わずか49秒でスリーポイントシュートは1本も打てなかった。
第2戦のフランス戦でも、出場時間はわずか6秒でスリーポイントシュートは当然なし。
最終戦となったブラジル戦では八村類の離脱でチャンスが増え出場時間6分59秒だったが、スリーポイントシュートは4本打って成功なし(2得点のみ)だった。
同世代のライバルである河村勇輝は、グループフェーズ終了時点でアシスト平均7.7(大会ランキング2位)、得点ランキングでも、20.3得点で3位になるなど、大ブレークとなった。
選手個人としてはまさに明暗が分かれた形となったわけだが、今後のプレー次第でいくらでも評価を変えることができるのがスポーツの良いところだ。
すでにNBAのインディアナ・ペイサーズと「エグジビット10契約」を結ぶことになっており、9月5日と7日に行われる「NBA G League Fall Invitational」と併せて活躍すれば一気に評価を覆すことができるはずだ。
ペイサーズのトレーニングキャンプから2ウェイ契約を勝ち取れるかどうかは、「NBA G League Fall Invitational」と「エグジビット10契約」の期間にどれだけ良いプレーができるのかにかかっているといえるだろう。
スリーポイントの実力自体は間違いなくNBAレベルでも通用するものを持っている。
あとは「タイトなディフェンスを試合を通じて行えるかどうか」と「マークを瞬間的に外すテクニックの習得」がキーポイントとなるはずだ。
果たして富永はパリオリンピックの雪辱を果たすことができるのか。
今後の富永の活躍を期待しよう。
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