パリオリンピック経由A代表入りの可能性がある3人の逸材!北中米W杯に向けた本格的なサバイバルがスタート
高井幸大(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
パリオリンピックにおけるU-23日本代表の戦いは、準々決勝敗退という結果に終わった。
メダル獲得を目標に掲げていた故に、否定的な意見が多くみられても良いはずだが、実際にはそうした意見はほとんどなく、逆に肯定的な意見が多くみられる。
その要因としては、「オーバーエイジを招集しなかった」「パリ世代である久保建英や鈴木唯人、鈴木彩艶などを招集できなかった」「準々決勝の相手が優勝したU-23スペイン代表だった」などの理由が挙げられる。
パリオリンピック経由A代表入りの可能性がある3人の逸材
日本代表の活動としては、9月5日にワールドカップアジア最終予選の中国戦(ホーム)、同月10日にバーレーン戦(アウェー)が行われる。
10月10日にもサウジアラビア戦(アウェー)、同月15日にオーストラリア戦(ホーム)、11月14日にインドネシア戦(ホーム)、同月19日に中国戦(アウェー)と重要な試合が続いていく。
つまり、「パリオリンピックも終わったからそろそろ試しに若手選手を積極的に招集しよう」といった軽い気持ちで招集することはできないということだ。
確かに「将来性」を見込んで招集する傾向にはなるはずだが、即戦力としてプレーできる要素がなければ招集することはまずないわけだ。
そういった意味合いを踏まえれば、パリオリンピックで23歳以下の選手が数多く活躍したが、簡単にA代表に招集するわけにはいかないだろう。
可能性があるのは以下の3選手ではないか。
小久保玲央ブライアン
パリオリンピック全4試合を通して常に安定したプレーを披露し、何度も日本の窮地を救ったのが小久保玲央ブライアン(23)だ。
新シーズンはシントトロイデンに移籍となり、レギュラーがつかめれば一気にA代表の正GK争いに加わることだろう。
鈴木彩艶と小久保の若きGK2人で今後10年は安泰だといえるだろう。
高井幸大
19歳でA代表に招集するのは早すぎという考えもあるが、冨安健洋が怪我で離脱していることを考えれば、実力のあるCBを1人呼んでおきたいところだ。
192㎝のサイズやすでにJリーグで活躍しているその実力を踏まえれば、CBのサブとして招集しても良いのではないか。
次世代を担うCBとしてぜひとも召集すべき選手だといえるだろう。
藤田譲瑠チマ
おそらく藤田のA代表召集にNOと言う人はほとんどいないはずだ。
パリオリンピックでの活躍は、まさに圧巻だった。
遠藤航や守田英正、田中碧、旗手玲央、伊藤敦樹などライバルは多いが、藤田ならばレギュラー争いに割って入れるはずだ。
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