「パリ五輪」卓球女子団体が王者中国に挑戦!金メダルを狙うためのオーダーはこれまで通りか、それとも奇策か
写真:早田ひな(提供:ITTF)
8月9日(日本時間)、パリオリンピック女子卓球競技準決勝「日本代表対ドイツ代表」の一戦が行われ、3-1で日本代表が勝利した。
この勝利によって日本は銀メダル以上が確定し、決勝で王者中国代表と金メダルをかけて戦うことになる。
早田をまたもやダブルスのみの出場に抑えられた日本
第1試合のダブルスではこれまで同様早田ひなと平野美宇のペアで臨み、3-1で勝利した。
1ゲーム目、2ゲーム目を11-3と圧倒したものの、3ゲーム目は相手の強打に苦戦し6-11で落としてしまう。
しかし、3ゲーム目は自力で勝る日本ペアが11-8と押し切り、第1試合を勝利した。
第2試合目もこれまで同様張本美和が登場。
世界ランキング100位の相手だけに完勝かと思われたが、結果は9-11、9-11、8-11とまさかのストレート負け。
16歳の張本はオリンピックの難しさを味わった。
第3試合もこれまで同様に平野美宇が登場。
ここを落とすと敗退の可能性も増す重要な試合だったが、平野は速いペースの卓球で圧倒し、11-7、11-6、11-9のストレートで勝利した。
第4試合は再び張本が登場。
立ち上がりは相手ペースだったが、張本は次第に落ち着きを取り戻し圧倒していく。
結局11-8、11-5、11-0とストレートで勝利し日本の決勝進出を決めた。
注目の打倒王者中国のオーダーは?
世界ランキング1位、2位、3位が揃う中国代表は、準決勝でも韓国代表を3-0のストレートで破っており正直なところ弱点はない。
ダブルスの世界ランキング2位の申裕斌と田志希でさえ1ゲーム取るのがやっとという状態だった。
シングルスに至っては、2試合とも接戦になることもなくストレート負けとなっており、日本が勝利するイメージは湧かない。
中国はおそらく第2戦目に世界ランキング1位の孫穎莎を配置するだろう。
これまで同様早田と平野をダブルスで出場させれば、おのずと孫穎莎の相手は張本となる。
世界ランキング的には張本も8位であるため勝利できる可能性はあるが、実は平野が過去に1度だけ孫穎莎に勝利しているため、2戦目に平野を配置するという方法もある。
そうなれば第1戦目のダブルスは早田と張本のペアとなるが、過去にも組んだことがあるペアであるため、十分に勝機はある。
この第1、第2試合のどちらかで勝利することができれば、続くシングルスの張本、平野、早田の試合を2-1で競り勝てればOKとなる。
これまで通りのオーダーで勝負するか、それとも前述したような奇策に打って出るのか。
注目の決勝戦は8月10日22時(日本時間)に行われる。
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