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スリクソンボールが大台10勝目 竹田麗央の“変わらない”14本とPWの2つの穴【勝者のギア】

竹田麗央のクラブセッティング(GettyImages、ALBA)

<北海道meijiカップ 最終日◇4日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6568ヤード・パー72>

トップと3打差でスタートした21歳・竹田麗央が最終日に7バーディ・1ボギーの「66」をマーク。トータル12アンダーで逆転し、今季4勝目を果たした。

使用ギアは3勝目の「ブリヂストンレディス」からはもちろん、初優勝を飾った「KKT杯バンテリンレディス」からも変更はなし。絶対的信頼を置いているセッティングで、今季はここまで海外メジャー3試合にも出場したが、その時もこの14本で戦った。

ピッチングウェッジ(PW)のバックフェースに2つの穴が開いているのは、飛距離の階段とクラブバランスを整えるため。PWだけ飛距離が出ず、ほかの番手よりも飛距離の落ちる差が大きかったことから、シャフトを0.25インチ長く装着した。そのぶんクラブバランスが重くなるため、ヘッドを軽くするために穴をあけて対応している。

不動の14本だが、再来週に行われる「AIG女子オープン」(全英)では、新たな“兵器”の2番ユーティリティを投入することも検討中。「風が強いので低い球が打てるようにしたくて。練習はしているけれど、試合ではまだ使ってないです」。日本ツアーでの実戦投入の可能性は低いが、セントアンドリュースに向けた調整も行っている。

これが今季21試合目。ボール最多勝はスリクソンの10勝で、大台に到達した。“黒”の『スリクソンZ-STAR』を使用する竹田が4勝。小祝さくら、岩井明愛、岩井千怜(いずれもZ-STAR XV)は2勝ずつを飾っている。ほかはタイトリストが5勝(鈴木愛2、臼井麗香、天本ハルカ、イ・ヒョソン)、ブリヂストンが5勝(川崎春花2、大里桃子、阿部未悠、桑木志帆)、テーラーメイドが1勝(新垣比菜)となっている。

【竹田麗央の優勝ギア】
1W:スリクソンZX7 Mk II LSプロト(9.5°TOUR AD UB-5X 45.25インチ)
3W:スリクソンZX Mk II(15°TOUR AD UB-6S)
3,4U:スリクソンZX Mk II(19,22°TOUR AD DI-75 HYBRID S)
5I:スリクソンZX5 Mk II(N.S.PRO Modus³ TOUR120S)
6I~PW:スリクソンZX7 MK II(N.S.PRO Modus³ TOUR120S)
G,A,SW:クリーブランドRTX6 ZIPCORE(50,54,58°〃 )
PT:オデッセイAi-ONE #7S
BALL:スリクソンZ-STAR

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