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吉田優利は“開眼”の今季自己最高フィニッシュ「イメージ力が初めて出た」 リシャッフルまで残り2試合

充実の4日間を今季の後半戦につなげたい(撮影:GettyImages)

<Danaオープン 最終日◇21日◇ハイランド・メドウズGC(オハイオ州)◇6555ヤード・パー71>

4試合ぶりに決勝ラウンドへ進んだ吉田優利は、6バーディ・2ボギーの「67」とスコアを伸ばしトータル16アンダーでフィニッシュ。今季自己ベストの16位タイで4日間を終えた。

1番から下りの難しい4メートルを沈めて流れを作った。6番からは4メートル、5メートル、2.5メートルを沈める3連続バーディ。スタート時は31位だった順位も、みるみると上がっていく。ラウンド後に応じた大会を中継するWOWOWのインタビューでも、「ひさしぶりに自分が思ったようなゴルフができて、いい一週間だったなと思います」とその充実ぶりを振り返る。

チャンスホールのパー5が並ぶ17、18番は「自分的にも気合をいれた」。2日目、3日目とここでバーディがなかったのが、その理由だ。17番はバンカーから寄せてのパーセーブだったが、18番では残り50ヤードほどの3打目をピッタリにつけ、バーディで締めくくった。「17番は危なかったですし、18番も最後すごくドキドキしていました」。一打集中を続けた。

「きょうもショットで近くにつけるバーディが多かったけど、パッティングも自分が思った通りに打てたしライン取りもよかった」と噛み合った4日間。「なんとなく、どうやればゴルフ力が生かせるかが分かった週になりました。今まではショットが荒れていたのでそこまで集中できなかったけど、やっと自分の球筋が見えてきて、ここに落とせばこれくらい転がるというイメージ力が初めて出たかもしれない」と収穫も大きい。

カナダで25日に開幕する「CPKC女子オープン」にも出場。その翌週の8月1日に開幕する「ポートランドクラシック」後には、出場優先順位をシーズン中に入れ替える第2回リシャッフルも待っている。ポイントレースも158位から130位にアップ。ここで80位以内に入れば、シード選手と同等の出場試合を確保できる。

「ずっといい成績を残し続けるしかない。自分が納得する形でゴルフがしたいですし、それと同時に成績も上げられたら」。初めてのカナダでの試合にも「アメリカとコースが違うかもしれなし、いろいろ発見があると今から思ってます」と胸も躍る。ここでつかんだ感覚を、正念場ともいえる2試合で発揮したい。

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