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世界最古のメジャー全英OPに初潜入しちゃいました! 会場はまるであの“夢の国”みたい? 【初めての欧州取材記】

初めての全英オープン。その雰囲気に記者Aもうっとり?(撮影:佐々木啓)

世界最古のメジャー「全英オープン」にやってきました! 記者Aです。物心ついた頃から知っている憧れの大会は、これまで“テレビのなかの世界”。しかし、ついにそこに足を踏み入れることができたのです。私を派遣すると決断してくれた会社にも、感謝しないといけませんね(笑)。

さていろいろあって(※前回の取材記参照)、会場入りしたのは開幕前日だった練習日の水曜日。その日は1番のティイングエリアに入ることができました! 選手が実際に登場するスタンドの下の道も歩いたのですが、よろこびと興奮で体がゾワゾワっとしてきます。そこからの景色は絶景! コースの向こう側は“豆粒”と言った感じですが、とにかく「広い!」のひとことに尽きます。

まだ試合も始まっていないのに、たくさんのギャラリーも詰めかけています。1番のティイングエリアを囲むスタンド席はすでに埋まっているほど…。選手がショットを打つと本戦さながらの歓声が起こります。『これが全英オープンかぁ~』と、あっけにとられるばかりです。

ただこれは仕事。呑気に過ごすわけにはいかないため、コースを確認するために歩きます。すると、ボランティアの方や会場内のゴミなどを収集する方たちに遭遇。目が合うと微笑みながら挨拶をしてくれて、「楽しんでる?」、「どこから来たの?」と声をかけてくれます。わからないことを聞けば優しく教えてくれますし、困っている人に声をかけているシーンを見ました。ギャラリーへの“おもてなし”がすごくあたたかいなと感じました。

ボランティアのみなさんは、お揃いの服を着ていたのですが、その服が大会公式パートナーの『BOSS』のベージュのブルゾン。とてもオシャレでした。さらに同ブランドの白キャップを被っていて、とても可愛らしいユニフォーム。…『私も着たい!』と思い、ショップに行きましたが日本円にして約5万円以上…今回は断念いたしました(笑)。

試合が始まると、コース内にいくつか設置されているスタンド席に行列が! このような状況をゴルフツアーでは初めて見たので、思わず二度見をしてしまいました(笑)。週末になるとギャラリーの数も増え、名物ホールの8番パー3のスタンド周りは人で溢れかえっています。

このホールはスコットランドの“切手”のようなグリーンの形状になっており、横幅が狭いだけでなく、全体的にグリーンが小さい。距離は123ヤードと短いですが、風が強いコンディションなのでパーオンするのがとても難しそう。さらに両サイドにはバンカーがあり、右には小さく丸い形状と、長方形の狭いポットバンカーが2つ。入れたらパーセーブできるの? と思うほど、出たとしてもグリーンに乗せられる気がしないセッティングでした。

そのスタンド裏にはドリンクを購入できるカフェスタンドと、無料で水を給水できるエリア、さらに横にはセルフで使える日焼け止めが出てくる物もありました!

ギャラリーの方たちはビールやフードを持ちながら、すごく楽しそうで、見ているだけでこちらがニヤけてしまうほど。そのなかで、とくに目に留まったのは4人でお揃いのコーデをしていたり帽子をかぶったり、キャラクターのコスプレをしているひとたちです! 可愛らしい姿だったので、記事に載せていいという了承を得て写真を撮らせていただきました! みなさんそのお願いにも笑顔で受けてくださり、とてもステキな写真になっているので、ぜひご覧ください!

会場全体を一周して、ふと頭に浮かんだのは“夢の国”とも言われるディズニーランド。会場内をこまめに清掃してくれる方、笑顔でギャラリーを案内してくれたり、選手のプレーを支えるボランティアのみなさんは、まさに夢の国のスタッフさんのよう。

そこに大勢のギャラリーが押し寄せ、ショップの入り口もディズニーの乗り物のような世界観があるんです。会場内のギャラリープラザには大きなモニターがあり、その前にはクッションや椅子などが設置されていてゆったりと時間を過ごせる場所にもなっています。

選手のプレーだけではなく、会場内の雰囲気でさえも楽しめるような空間でした。世界最古のメジャーが長年たくさんのギャラリーで溢れかえる理由がわかります。この会場を準備する方、1週間運営をしている方たちの“プロ意識”も感じる、そんな“夢の国”でした。私もすっかりまた来てしまいたくなり…。そんなところもやっぱりあのテーマパークと同じですね。(記者A)

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