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福田師王(写真:森田直樹/アフロスポーツ)

10代で大活躍の選手多数の欧州サッカー!対して日本人選手でトップリーグのレギュラーはゼロという現状

福田師王(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
今季の欧州サッカー界は、新たな才能が多数頭角を現すシーズンとなった。

17歳のラミン・ヤマル(バルセロナ)に同じく17歳のパウ・クバルシ(バルセロナ)、19歳のアルダ・ギュレル(レアル・マドリード)など、数多くの選手が10代でトップチームデビューするだけでなく活躍し始めている。

これに対して日本人の10代選手は完全に後れをとっている。

欧州&南米で次々と現れる10代の才能

冒頭でも挙げた通り、今季はヤマルやクバルシ、ギュレルなど多くの10代選手が欧州の舞台で活躍した。

さらに来季はブラジル代表の17歳エンドリッキ(パルメイラス)もレアル・マドリードに加入する。

来季はエンドリッキ以外にも多くの10代が欧州で頭角を現すはずだ。

しかし、日本選手となるとスケールダウンしてしまう。

10代の選手での最高到達点となると、ボルシアMGのトップチームでデビューした福田師王とバイエルンからポルティモネンセにローンで加入しトップチームデビューを果たした福井太智くらいか。

前述したヤマルやクバルシはメガクラブのバルセロナでスタメンを勝ち取っており、ギュレルも欧州王者のレアルでシーズン終盤にスタメンを勝ち取っているが、そうした選手たちと比べると明らかに物足りない。

21~23歳の選手であれば、久保建英が欧州トップ戦線に食い込んでいる。

ムシアラやロドリゴ、ヴィニシウス、ベリンガム、サリバ、ペドリ、ガビ、サカといった選手たちと共に欧州でもトップクラスの選手と称される存在となっている。

長らくその久保が日本代表のフィールドプレイヤーで最年少となっている現状は、日本サッカーにとって深刻な問題だといえるだろう。

パリオリンピックが終了すれば数人の23歳以下の選手がA代表に食い込んでくる可能性はあるが、どの選手も小粒感が否めない。

ただ、東京オリンピック後に一気に欧州でも一目置かれる選手となった三笘のような例もあることから、今後才能が開花する選手が出てくる可能性もある。

新シーズンは新たに頭角を現す日本人10代選手の出現と共に、オリンピック後に才能が開花する20~23歳の選手の躍進にも期待しよう。

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