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「上出来」な妙技に終盤3連続バーディで浮上 畑岡奈紗は全米女子OP前哨戦へ

畑岡奈紗は、この先のメジャーも見据えられるプレーで4日間を締めくくった(撮影:ALBA)

<コグニザント・ファウンダーズカップ 最終日◇12日◇アッパー・モントクレアCC(ニュージャージー州)◇6536ヤード・パー72>

22位から上位フィニッシュを目指したい畑岡奈紗だったが、冷たい雨が降る中で先に来たのは2つのボギーだった。「距離感も(クラブ)1番手くらい変わった。最初はそこがうまく合わせられなくて手前にいってしまうことが多かった」。徐々にアジャストすると、ピン60センチにつけた6番パー3で初バーディ。7番では6メートルを流し込んで連続で奪った。

「なんとかイーブンまで戻すことができた」。だが後半に入ると、またもピンチが続く。獲りたい12番パー5で池につかまりながらもパーをセーブ。すると耐えたご褒美か、13番からは“ガッツポーズ”も飛び出す3連続バーディで浮上した。

最高難易度の16番ではティショットを右のラフに入れると、木がかかって砲台のバンカー越えという状況のなかで2打目を2メートルにつけるスーパーショット。続くバーディパットは外してパーに終わったが、「決めれば4連続だったので、決めて残り2ホールに行きたかったけれど、パーでも上出来」。3年連続のトップ10入りとはならなかったが、「最終日が課題だったので伸ばせて終われたのは良かった」と3月以来の最終日60台をマーク。「69」でトータル6アンダー・12位タイまで順位を上げた。

4日間のパーオン率は75%でショットは好調。次戦「ミズホ・アメリカズオープン」に向けてはこの状態を維持しつつ、「ロケーションによっては思うように振れなくてミスをしてしまうところもある。左に引っ張るミスをなくして、右だけにしていればゲームをもう少し作りやすくなる」とミスの幅を減らすような修正を行うつもりだ。

昨年惜しくも優勝を逃した「全米女子オープン」までは残り1試合。「来週にいい成績を残してイメージ良く行きたい。やりたいことや練習はうまく調整できていると思うので、しっかりケガしないようにやっていければ」と前哨戦へ向かう。(文・笠井あかり)

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