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「合宿の効果ゼロ」 それでもショット好調・小祝さくらが2位浮上

小祝さくらが「67」の好スコアで首位戦線に浮上した(撮影:福田文平)

<明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 2日目◇8日◇土佐カントリークラブ(高知県)◇6273ヤード・パー72>

小祝さくらが14位タイから「80点くらいのゴルフ」でスコアを5つ伸ばし、トータル7アンダー・単独2位に浮上。首位争いに名乗りを上げた。

きょうは7つのバーディを奪った。スタート10番からバーディ発進を決めると、13番、15番でもスコアを伸ばした。しかし17番では4パットを喫し痛恨のダブルボギー。これが無ければ首位に並んでいただけに、100点のラウンドとはいかなかったようだ。それでも後半1番のバーディで悪い流れを断ち切ると、6番、8番、9番と小気味よくバーディを奪って見せた。

きのうよりも強い風速17メートルを記録。その中でもバーディを量産できた要因はショットにある。「ダイキンでショットを修正した。それがすごくいい感じ」とクラブが上から入りすぎていたことから、ターフを取らないクリーンに打つイメージにしたことでショットの調子が向上。ちなみにオフに行った練習について聞いてみると「合宿の効果はほぼゼロです(笑)」とおどけて見せた。

首位の背中が見える位置で決勝へ駒を進めたが、「このコースは苦手。距離はないけど風が難しい」と強風に多くの選手が悩まされており、小祝もその一人。「最後まで集中力を切らさないようにプレーしたい」。風とうまく付き合いながら週末を戦っていきたい。(文・齊藤啓介)

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