リヴァプール遠藤航がプレミア初得点!優勝争いに踏みとどまる劇的逆転勝利の立役者に
遠藤航(写真:ロイター/アフロ)
まさに劇的だった。
12月3日、プレミアリーグ第14節「リヴァプール対フラム」の一戦が行われ、4-3でリヴァプールが勝利した。
80分にフラムに逆転弾を許し敗戦かと思われた試合を勝利に変えたのは、日本代表でキャプテンを務めている遠藤航だった。
遠藤は83分から途中出場貴重な同点弾を決める
前半からお互いに2得点ずつ挙げるなど打ち合いとなったこの試合は、80分のフラムの得点で勝敗が決まったかに思われた。
なんとか引き分けに持ち込みたいリヴァプールは、83分に遠藤を投入し中盤をフレッシュな状態に戻す。
84分、こぼれ球がゴール正面で待っていた遠藤の元に転がり、迷わず右足を振り抜く。
このシュートは惜しくもDFに当たってしまい枠には飛ばなかったが、中盤の選手ながら得点への意識を高めていく。
そして迎えた87分、エリア内でサラーがボールをキープすると、DFを背負いながらエリア外正面にポジショニングをしていた遠藤にパスを出す。
遠藤の狙いすましたシュートは見事ゴール右に突き刺さり、土壇場でリヴァプールが追いついた。
ELでは得点を決めていたものの、プレミアリーグではまだ得点を奪っていなかったため、この貴重なゴールが遠藤航にとってプレミア初得点となった。
アンフィールドの雰囲気はこの得点でガラッと変わり、リヴァプールに勢いが生まれる。
そして迎えた88分、ガクポのシュートのこぼれをヌニェスが折り返し、最後はアレクサンダーアーノルドが鋭いシュートを決めて逆転に成功する。
たった2分間での逆転劇にアンフィールドはお祭り騒ぎとなった。
試合はこのままリヴァプールが4-3で勝利し勝ち点を31に伸ばし、2位に浮上した。
1位アーセナルに食らいついていくためにも非常に重要な勝利となったわけだが、出場機会がそれほど多くない遠藤にとっても非常に大きな得点だったといえるだろう。
劇的に出場機会が増えるわけではないが、確実にクロップ監督や主力選手たち、そしてリヴァプールのサポーターからの信頼度はUPしたはずだ。
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