「背中を押してもらえました」 渡米前に西郷真央を奮い立たせた“ジャンボの言葉”
<Qシリーズ(米国女子ツアー最終予選会) 事前情報◇29日◇マグノリア・グローブGC(米アラバマ州)◇クロッシングズC=6664ヤード・パー72、フォールズC=6643ヤード・パー71>
来季からの米国ツアー出場権を手に入れるため、30日から行われる最終予選会に出場する西郷真央。すでに24日(金)には現地入りし、翌25日(土)からは練習ラウンドを開始している。クロッシングズCとフォールズCという2つのコースを使用することもあり、28日(火)までに計3.5ラウンドを行う気合の調整を続けている。
昨季終盤に陥った不振も“今や昔”といわんばかりのV字回復を見せている。渡米前には「伊藤園レディス」で約1年半ぶりの優勝を遂げると、さらに翌週の「大王製紙エリエールレディス」でも再び優勝争いに食い込み2位に入った。「国内で1勝を挙げられて気持ち的に楽になりました」。軽い足取りで、決戦の地・アラバマ州へと来ることができた。
エリエール翌週に行われた今季最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は、調整を優先し欠場。その週は渡米までの間、自宅のほか、師匠であるジャンボこと尾崎将司のもとを訪れた。その時の様子などについて西郷は、「(伊藤園で)優勝できましたと報告したら、エリエールの直後だったこともあり『惜しかったな!』って言われて(笑)。アメリカのQTについては『楽しみだな』と声をかけてもらえた。頑張りたいですね」と明かす。
ここまで来ると、細かいアドバイスはなく、弟子をその言葉で送り出すのみ。西郷にとっても「背中を押してもらえました」と、これが大きな力にもなっている。今回の予選会でツアーメンバー入りを果たせるのは45位タイまで。ただ、より多くの出場権が得られる上位20位以内が目標になる。これまでもらったいくつもの“ジャンボの教え”も胸に、通過を目指していく。(文・間宮輝憲)
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