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飛ばしたいドライバー「大きく上げて大きく振り抜く」ではスライスするという事実

トップの高さは胸の前。腕の三角形がキープでき、腕と体が同調する。実際のスイングではクラブに勢いが付いて手元は右耳くらいに収まる。
フィニッシュは、首や背中にシャフトをポンと当てるイメージで振り切ろう。体がスムーズに回り、分厚い当たりになる

スライスは飛距離が出ないので、「スライスを直そう」と同時に「もっと飛ばしたい」とも思いますよね。その際、「大きなトップで飛ばしてやろう」では球はもっとつかまらなくなります。オーバースイングになると、手打ちにつながるのです。ガラッと意識を変えましょう。

ボールをつかまえるには、「小さく上げて大きく振る」ことが大切です。トップは胸の高さでOK。アドレスの腕の三角形が崩れにくくなり、腕と体が同調します。「そんな低いトップじゃ飛ばないのでは?」と思うかもしれませんが、スイングを動画で撮影して確認してみてください。バックスイングではヘッドに勢いが付いているため、思ったよりも高い位置までトップが上がっているはず。

フィニッシュは、シャフトが肩や首にポンと当たるまで振り切りましょう。体が硬くてそこまで回らない人でも、背中側にシャフトがポンと当たるイメージを持つことが大切です。体がスムーズに回り、手元と体が同調するためボールがつかまりますよ。

山内日菜子
やまうち・ひなこ/1996年生まれ、宮崎県出身。2017年のステップ・アップ・ツアーでプロ初勝利。今季は地元・宮崎県で開催された「アクサレディス」でツアー初勝利を挙げた。ライク所属

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