今年の顔となるイヤーカー10台が決定!ゴルフに使えるのはどれ?

『第44回日本カー・オブ・ザ・イヤー 2023-2024』の10BEST CARSが発表された

まずはイヤーカー10台を紹介していこう。

国産車[DOMESTIC CAR]
①トヨタ アルファード/ヴェルファイア
キング・オブ・ミニバンがフルモデルチェンジ。迫力を増したデザインと磨きがかかったラグジュアリーな内装に注目が集まる。

②トヨタ プリウス
トヨタからはもう1台エントリー。エコカーから大胆に変身して、キレのあるスポーティな味付けとなった。その変身ぶりがどう評価されるか!?

③日産 セレナ
使い勝手のいい箱型ミニバンはライバルの多いカテゴリー。派手さはないが、正常進化を遂げて、燃費も含めた基本性能を向上させている。

④スバル クロストレック
ステーションワゴンタイプのSUVと言えばこちら。インプレッサをベースにしているだけに、取り回しや使い勝手は上々だ。
 
⑤ホンダ ZR-V
ライバルたちがひしめき合うSUVのなかで、個性的なデザインと絶妙なサイズ感などで存在をアピールする。ホンダ独自のハイブリッドシステムも注目だ。

⑥三菱 デリカミニ
デリカD:5の弟分的存在。可愛いけど、硬派なところもある唯一無二のデザインに注目だ。また、悪路走破性に対応した走りのチューニングも行なわれている。

輸入車[IMPORT CAR]
⑦BMW X1
エントリーSUVモデルながら充実した装備を誇り、EVも含めた、多彩なパワートレインにも注目だ。お求めやすい価格も魅力となっている。

⑧マセラティ グレカーレ
マセラティの新型SUV。マセラティらしいデザインと、スポーティな味付けだけでなく、エントリーモデルであれば1000万円を切るのも魅力のひとつ。

⑨フォルクスワーゲン ID.4
実用的な性能を確保して登場したEV。フォルクスワーゲンらしく、派手さはないものの、じっくりと使い込むことのできるモデルに仕上がっている。

⑩フィアット 500e
愛嬌のある、可愛いデザインで人気のチンクエチェントがEVとなって登場。未来感を絶妙にプラスしている。スポーツバージョンのアバルトも加わったばかり。

10ベストカー。決まってみれば割合普通というか、まんべんなくいろいろな種類のクルマが入った気がする。意外だったのはBYDで、2種類のモデルが票をばらけさせてしまったため、10ベストに入らなかったことだ。これが入ればさらに面白くなったのに、と思う。

今年もALBA誌の連載ページでいろいろなクルマに乗らせてもらったが、実を言えば、借りてすぐに「今年はこれに10点を入れるぞ」と叫んだクルマがある。それはトヨタのプリウスだ。なんだよ、普通じゃないか、なんて言う声も聞こえてきそうだが、今回のプリウスは普通じゃない。磨きに磨き、そして冒険を恐れなかった、という点では他車を大きくリードしている、と思う。今年の配点方法は今までとはかなり違うので、ぶっちぎりでプリウスか……。いや、他は僕には何も思い当たらない。

松任谷正隆
まつとうや・まさたか/1951年、東京都生まれ。日本を代表するアレンジャー、プロデューサー。さらに、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める

※第44回 日本カー・オブ・ザ・イヤー 2023-2024 各賞の発表は12月7日(木)
第44回の最終選考会と表彰式は12月7日(木)15時より実施。今回決まった10台のなかから、選考委員の投票によってイヤーカーが決定される。またイヤーカーが日本車の場合は「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」も選定。「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」についても注目である。
【日本カー・オブ・ザ・イヤー 公式YouTubeチャンネル】にてリアルタイム配信予定!

構成・近藤暁史(MUSHROOM)

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