スキレットおすすめ27選!選び方・お手入れ方法をプロが解説【2023年】
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スキレットの魅力
スキレットでつくると手軽に鉄分摂取できる
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鉄を型に流し込んでつくられるスキレット。生の鉄を使用していることから、調理するとスキレットから鉄分が溶け出してくる特性があります。鉄分は体内に吸収されやすいため、スキレットでつくった料理を食べると手軽に鉄分が摂取できるといわれています。
一方で、表面に防錆(ぼうせい)加工が施されている製品を使用するときや、大量の油を必要とする揚げ物などを調理する場合は鉄分が溶け出しにくいです。
熱源が小さくても調理しやすい
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スキレットは熱源を選ばず、さまざまなシーンで使えます。耐熱性が高く、強い火力で調理ができるため、キャンプでの焚き火調理をはじめ、オーブン調理や焼き魚の調理も可能。ハンバーグやグラタンなどもこんがりと焼き上がります。
一度温まると冷めにくい性質を持っているので、火を止めたあともあつあつのまま食べられます。食材にじんわり火が通るため、余熱調理ができるのも魅力!食べるまで少し時間があいても料理の温かさを保てるのは、キャンプでうれしいポイントです。
そのまま食卓に置いてもおしゃれ
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スキレットは、おしゃれな食器としても使えます。つくった料理をそのままテーブルに出せば、キャンプサイトがカフェのような雰囲気に。黒色の無骨なデザインは料理を引き立ててくれます。できたてを楽しめるのもスキレットならでは。最近では、スキレットのまま料理が出てくる飲食店も増えています。
スキレットの選び方
魅力満載なスキレット。そのラインナップは目を見張るほどに多種多彩です。あまりの多さゆえに、どれにしようか迷ってしまう人のために、スキレットの選び方を詳しく解説します。
【サイズ】用途に合わせた大きさと深さのものを
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スキレットは、直径10cmに満たないものから直径30cm近いものまで、そのサイズは実にさまざま。シチュエーションや人数に合わせてサイズを選びましょう。1人用なら直径15cm程度、2〜3人用なら直径22cm程度のものがおすすめ。30cm以上の大型のものなら、ピザやパエリアなどを大人数で楽しめます。
また、料理に合わせた深さにも注目しましょう。アヒージョや煮込みハンバーグなど用量が大きい料理には4cm以上の深さがあるものがベター。深型のスキレットは収納にやや場所を取りますが、揚げ物もつくれるため調理の幅が広がります。
【重さ】持ち運びを考えると両手持ちが使いやすい
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スキレットは鋳鉄でできたものが多く、通常のフライパンより重さがあります。大きなものほど重さも増すため、サイズと重さのバランスを考慮して選ぶことが大切です。
軽さを重視するなら、1kg以下のミニサイズがおすすめ。片手でも手軽に扱えるので、腕力に自信がない人でも安心して使えます。また、両手でつかめる取っ手付きのものなら、重いスキレットも持ち運びやすくなります。
【素材】機能性やデザイン性に注目
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スキレットの主な素材は鋳鉄・黒皮鉄板・ホーローの3種類。それぞれの素材の特徴を紹介します。
・鋳鉄
鋳鉄は熱伝導率と蓄熱性に優れているので、鶏肉やハンバーグなどを一部がこげることなく、ムラなく焼くことが得意です。また、表面に小さな穴が無数にあるため、油が全体になじみやすくこげにくいのも特徴。お手入れにやや手間はかかりますが、うまく使うことで料理の仕上がりがワンランクアップします。
・黒皮鉄板
表面に酸化被膜を加工しているため、鋳鉄よりさびにくい特性を持ちます。また、具材を焼く際の引っ付きやすさにも多少耐性があります。ただ、やや重いため、鍋を振るような料理には向きません。
・ホーロー
ツルツルした質感と鮮やかなカラーが特徴のホーロー。デザイン性も良く、食卓をおしゃれに彩ってくれます。強火で調理するとこげつくことがありますが、油なじみが良く、さびにくい素材です。においが移りにくく洗いやすいのもポイント。ほかの素材と比べると欠けやすい点がデメリットです。
【形状】底の厚さや取っ手の長さも確認
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底の厚さによって食材への火の通り方が異なります。底が厚くなればなるほど熱が均一に伝わり、簡単にきれいな焼き色を付けられます。材料を入れた直後でも焼き面の温度が落ちにくく、継続して加熱しやすいです。材料を加えても温度が下がりにくいので、短時間で焼き上げられます。
また、スキレットの取っ手はミトンでつかみやすいよう、15cm以上あるものがおすすめです。取っ手が取り外せるものなら、省スペースで収納できて便利。皿として使いやすい、オーブンで調理する際に取っ手が邪魔にならないというメリットもあります。
【熱源】IHで使うなら対応可か要チェック
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近年、IHキッチンが続々と増えていますが、スキレットは直火で使うイメージが強いですよね。しかし、IH対応のスキレットもたくさんあるのでご安心を。
IHは規格によって、対応サイズに違いがあります。鍋底の小さなものはIHに反応しないことも。自宅のIHの規格をしっかり確認し、合ったものを選びましょう。
【ふた付き】無水調理にはふたがセットになったものが便利
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スキレットは、ふたをすればダッチオーブンのように無水調理や蒸し料理にも使えます。ふたの上に炭を置いて上下から加熱したり、網を使って燻製をつくったりすることも可能。ふたがあることで重さは増しますが、調理の幅がぐっと広がります。
あとからふたが必要になる場合は、別売りのスキレットカバーを購入しましょう。また、同じスキレットをかぶせてふたとして使うという方法もあります。
【お手入れ】シーズニング不要のものならお手軽
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スキレットを選ぶうえでは、お手入れのしやすさも重要。しかし、スキレットは素材によって方法が異なります。
鋳鉄のスキレットの多くは、使用前に油をなじませるシーズニングという作業が必要です。手入れがやや難しく、メンテナンスを怠るとさびや劣化の原因に。
ホーローは、洗剤や食器洗い乾燥機が使えるものも多くて手軽。最近はシーズニング不要な鉄製モデルもあります。
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