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PGAツアー選手に“おとがめなし” LIVゴルフの出場権かけたQT参戦可能に

PGAツアーが発表。LIVゴルフのQT出場には“おとがめなし”(撮影:GettyImages)

来季のLIVゴルフの出場権をかけたQT「LIVゴルフ・プロモーションズ」(12月8〜10日、アラブ首長国連邦・アブダビGC)に、PGAツアー選手が参戦しても出場停止などの処分対象にはならないことが分かった。米ゴルフチャンネルなど複数の米メディアが報道した。

PGAツアーは「発表されているLIVゴルフ・プロモーションズの詳細に基づくと、単独のクオリファイイング・トーナメントであり、PGAツアーが認めていないシリーズの一部とはみなされなかった」とした。「ただし、大会要項に変更があればその限りではない」とステートメントを発表した。

LIVゴルフ・プロモーションズは3日間72ホールにストロークプレーで行われ、上位3選手が来季のLIVゴルフにドラフトでチーム入りする。つまり、QTに出場してもLIVゴルフの出場権を得られなかった場合は、再びPGAツアーへの出場が可能となる。

2022年6月にLIVゴルフが開幕して以来、同リーグに出場した選手はPGAツアーから出場停止処分、あるいは自らPGAツアーのメンバー資格を返上するなどして、PGAツアーへの出場はできなくなる。これまで17選手が出場停止処分を受けており、LIV移籍後にPGAツアーや下部のコーンフェリーツアーなどに出場した選手はひとりもいない。

今年6月、PGAツアーとDPワールド(欧州)ツアーはLIVゴルフをバックアップするサウジアラビアの政府系ファンド、PIFと統合の骨組みを発表。正式締結は12月31日が締め切りとなる。LIVゴルフ・プロモーションズ出場に対しての“おとがめなし”は、統合への第一歩とも見られている。DPワールド(欧州)ツアーはまだ正式対応を決めていない。

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