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「予選は通過できても…」 福田真未が今季予選落ち4回のみでも満足できない理由

目指せTOTO 福田真未が首位と1打差の好発進(撮影:上山敬太)

<富士通レディース 初日◇13日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6697ヤード・パー72>

初日から6バーディ・1ボギーの「67」で回った福田真未が、首位と一打差の5位タイにつけた。「先週の2日目から巻いてる球が多く、ショットの調子がよくなかったので、調整してきました。今日は安定感のあるゴルフができました」と、左に行きがちだったショットの調子を取り戻したことが好スタートにつながった。

巻いた球が出ていた原因は「ヘッドがすぐに体の後ろに回ろうとする」ことと分析。インパクト時に手首が返りすぎる状態になっていたようだ。「回らないようにバックスイングを意識しています。練習で調整したものの、コースで実際に打ったらどうなるか不安でした。今日ぜんぜん巻かなかったのでよかったです」と、最終日に「74」と叩いてしまった先週のラウンドから4日間で調整してみせた。

今季ここまでトップ10に5回入るなど、安定した活躍を見せている。一瞬の不調はあるものの、「今シーズンはショットの調子がいいです。アイアンの距離感が合うようになっていると思います。多少ブレてもグリーンには乗ってくれるという感じで、1番自信を持っています」と、ここまで3位のパーオン率が、スコアメイクにつながっている。

それでも悩みがあると明かす。「予選は通過できても積み上げられない、もう一つ順位を上げられない試合が続いていて、課題だと思っていました。先週も初日はよかったけど、2日目以降うまくまとめられなかった」と悔しがるのは、3週後に迫る「TOTOジャパンクラシック」への出場権を手にしたいから。

今大会終了時のメルセデス・ランキング35位以内の選手が出場できる「TOTOジャパンクラシック」。現在同ランキング33位と瀬戸際に立つ福田は、今大会で上位フィニッシュをしたいところだ。

「今日はドライバーがよくて、ラフから打ったのは1回だけでした。グリーンスピードも上がってきましたし、フェアウェイから打つことが大事になりそうです。明日も攻めたいですけど、まずはいいところから打つことを意識したいと思います」。安定したゴルフでまずは予選を通過を果たし、大量ポイント獲得を目指す。(文・杉本夏希)

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