連戦で疲労困憊の三笘薫がアシストを決めブライトンのEL初勝ち点獲得に貢献
三笘薫(写真:REX/アフロ)
10月5日、EL(ヨーロッパリーグ)グループB第2節「マルセイユ対ブライトン」の一戦が行われ、2-2の引き分けに終わった。
日本代表MF三笘薫はスタメンフル出場を果たし、グロスの得点をアシストするなど活躍したもののチームを勝利に導くことはできなかった。
グループBのもう片方の試合「AEKアテネ対アヤックス」の一戦も1-1の引き分けとなったため、死の組ならではの混戦模様となっている。
疲労が隠せない三笘はそれでもアシストを決めるなど活躍
負傷からパスカル・グロスがスタメン復帰したブライトンだったが、連戦の疲れと前回の大敗(アストンヴィラ戦1-6の敗戦)による精神的影響からかこの試合でも前半からビルドアップがスムーズにできない。
EL第1節でAEKアテネに敗戦しているため、アウェーではあるが勝ち点3を狙う必要があったが、先制点はホームのマルセイユだった。
19分に右サイドでクラウスが低いクロスを入れると、これをムベンバが右足で決めきった。
さらに1分後の20分、ブライトンのCBダンクがボールコントロールをミスすると、アリが奪い再び右サイドからクロスを入れる。
これをエリア内に走り込んだヴェレトゥが合わせ、追加点を奪った。
前半はブライトンの支配率も52%程度と自慢のゲームを支配する圧倒的なビルドアップ力が見られず、嫌なムードが漂ったまま終える。
しかし、後半早々に三笘が輝く。
54分、ランプティが左サイドをドリブルで崩し三笘にパスを出すと、三笘はすぐさまエリア内にパスを入れる。
グロスがエリア内中央でこのパスをダイレクトでシュートし、ゴールネットに突き刺した。
息を吹き返したブライトンは、前半よりもスムーズな攻撃ができるようになり、何度もチャンスを作っていく。
三笘も完璧な切り返しから敵陣深くまで切り込んだり、左足で強烈なシュートを放つなど存在感を見せる。
ブライトンの2点目が生まれたのは試合終了間際の88分。
ランプティがエリア内で倒されブライトンがPKを獲得。
これをジョアン・ペドロが冷静に決めきり土壇場で2-2と振り出しに戻した。
三笘は連戦の疲れからか明らかに身体が重くキレ自体はなかったが、得点に繋がるアシストを決めるなど主力として結果は残した。
中2日でプレミアリーグのリヴァプール戦が待っているが、そろそろ三笘にも休養が必要なタイミングかもしれない。
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