アジア大会で韓国が男子団体で金メダル! イム・ソンジェとキム・シウーが“兵役免除”へ
男子ゴルフ界がローマで開催されたライダーカップに熱狂している間、アジア大会ゴルフ競技の男子ゴルフ団体(10月1日終了)では韓国が金メダルを獲得。通算76アンダーとし、タイに25打差をつけ、2010年の広州大会以来13年ぶりの王者に輝いた。これによりPGAツアーで戦う25歳のイム・ソンジェ、28歳のキム・シウーらは韓国男子に課される「35歳までに21カ月間の兵役義務」が免除されることとなった。
韓国ではアスリートがオリンピックでメダル獲得、もしくはアジア大会で金メダルを獲得した場合は、この兵役義務を免除という規則がある。今年がアジア大会にプロアスリートが出場できる初めての年だった。
「PGAツアーで戦うよりも、すごく集中してプレーした」とイムは韓国のヨンハプニュースにコメント、「PGAツアーで戦いを続けることができる。これは精神的に大きな助けになる」と話した。
2021年に開催された東京五輪ではメダル獲得のためにイム、キムともに全英オープンを欠場して備えたが、キムは13位、イムは30位と振るわなかった。PGAツアー4勝のイムのジヒョン夫人は現在第一子誕生を待っているところ。「このメダル獲得にどれだけがんばってきたか彼女は知っている。結婚してから良いことばかりが起きているから早く会いたい」と大喜びだった。
2015年にはPGAツアー2勝のベ・サンムンが兵役のためツアーを欠場、2017-18シーズンに復帰したが以降は未勝利でフルシード獲得に至っていない。(文・武川玲子=米国在住)
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