【第19回 全日本大学フットサル大会】多摩大を下し、大阪成蹊大が2連覇!

8月25日(金)から27日(日)の3日間、岸和田市総合体育館にて、第19回 全日本大学フットサル大会が開催された。27日には大阪成蹊大学フットサル部と多摩大学フットサル部による決勝戦が行われ、5-3で大阪成蹊大が勝利し、大会連覇を果たした。

優勝候補の2校が決勝で対戦

この大会は、2005年から1年に1度開催されている、大学フットサルの頂点を争う全国大会だ。2020年と2021年は、新型コロナウイルスの影響で中止となったが、今年で19年目を迎えている。

大会には全国各地域を代表する12チームが参加し、ノックアウト方式で優勝を争う。初日の25日からトーナメントを勝ち抜き、決勝に進んだのは、前回大会王者の開催地代表・大阪成蹊大学フットサル部と、4大会ぶりの戴冠を狙う多摩大学フットサル部だった。

大阪成蹊大は、26日の準決勝で、関西第1代表・立命館大学フットサル同好会All.1と対戦した。両者は今年3月に行われた地域大学フットサルチャンピオンズリーグの決勝でも一戦を交えており、約半年ぶりの顔合わせとなった。前回の対戦では、3-2の接戦の末に立命館大学が勝利したものの、今大会での再戦はワンサイドゲームに。第1ピリオドに2点、第2ピリオドに2点を重ねた大阪成蹊大が4-0で決勝に駒を進めた。

一方、多摩大は、初のベスト4 進出を叶えた四国代表・松山大学フットサル部と対戦した。松山大の守護神・住友颯馬の好セーブで試合は15分まで0-0と拮抗するも、澤田健太の先制点、高木隼斗の連続ゴールが決まり、2-1で多摩大が第1ピリオドを一歩リード。第2ピリオドではさらに点差を広げ、6-2で多摩大が3年ぶりに決勝への切符を掴んだ。

エース・山縣隼夫の勝ち越し弾!大阪成蹊大が2連覇

27日の最終決戦は、ともに優勝経験をもつ2校による、ハイレベルな争いとなった。

まずは試合開始早々の1分、右サイドからの折り返しを村上圭吾が決め、大阪成蹊大が先制点を奪う。すると2分、今度は多摩大の明堂大稀が、ロングフィードの浮き球を頭で合わせて同点に追いつくと、7分には、GKのスローを澤田健太が胸でトラップしゴール前に送ると、走り込んだ本田遥大がネットを揺らし逆転に成功した。しかし、ここから大阪成蹊大が本領を発揮。10分、キックインのチャンスから菊地尚斗がボレーを叩き込むと、18分、チーム最多得点の山縣隼夫が勝ち越しゴールを決める。さらに19分、オウンゴールでリードを広げ、4-2で試合を折り返した。

続く第2ピリオドは、多摩大が勢いを盛り返し1点を返す。試合時間残り3分半で多摩大がパワープレーに踏み切るも、大阪成蹊大は粘り強い守備を見せ2度目の同点は許さず。終了間際に、パワープレー返しで鈴木大輝がダメ押しの5点目を奪い、2年連続で大学日本一の座に輝いた。

なおこの熱戦の模様は、JFA公式アプリ「JFA Passport」(無料会員登録必須)にてハイライト、フルマッチ動画がアーカイブ配信で視聴可能となっている。

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