ブライトン、バルサからアンス・ファティ獲得!三笘と最強コンビ結成へ
写真:アンス・ファティ(提供:アフロ)
9月1日、ブライトンがバルセロナに所属するスペイン代表FWアンス・ファティを獲得したと発表した。
2024年6月までのレンタルで、買取りオプションはついていない。
ポジション的には日本代表MF三笘薫と同じ左WGの選手となるが、CFやトップ下でもプレー可能できるため、三笘との共存の可能性も十分にありえる。
バルサの10番が三笘の相棒に
かつてバルセロナのカンテラで久保建英とコンビを組んでいたアンス・ファティ。
あまりの破壊力に「悪魔のコンビ」と呼ばれていたが、その後は別々の道を歩んでいる。
久保は紆余曲折ありながらもレアル・ソシエダという居場所を見つけ、ラ・リーガを代表するアタッカーへと成長を遂げた。
対するアンス・ファティは、16歳でバルセロナのトップチームデビューを果たし、2021年にはメッシから背番号10番を継承している。
2020年11月には左膝半月板を損傷という大怪我を負い、かつてのキレを取り戻せずにいるが、それでも昨季リーグ戦で1385分の出場時間で7得点3アシストを記録するなど、その実力は依然ワールドクラスだ。
得意なポジションは左WGであり、三笘薫と争う形となるが、おそらくデ・ゼルビ監督はライバル関係ではなく「コンビ」として考えているはずだ。
開幕からCFやトップ下で物足りないプレーをしているウェルベックの代わりに、トップ下やCFでプレーさせる可能性が高いといえるだろう。
トップ下として存在感を放っていたエンシソが長期離脱していることからも、三笘との共存で間違いないといえる。
年明けのアジアカップで三笘が長期不在となる間は左WG起用もありえる
日本代表は2024年1月に行われるアジアカップカタール大会に参加するが、決勝まで勝ち進めば3週間程度チームを離れることになる。
その間は三笘が不在となるわけだが、ファティがいればその穴を完璧に埋められる。
左右のWGをこなせるアディングラとジョアン・ペドロもいるため、チーム力を落とすことなくシーズン後半戦を戦えるはずだ。
ファティは左サイドでのプレーを好むため、トップ下で出場したとしても左サイドに顔を出すことが多くなるだろう。
そのため、三笘とのコンビでチャンスを作るシーンはかなり多くなりそうだ。
ファティはテクニックに優れた選手だが、同時にオフザボールの質も極めて高い。
視野の広い三笘はその動きを見逃さずパスが出せるため、相性はかなり良いはずだ。
メガクラブにも匹敵する戦力を有することになったブライトンの今後の戦いに注目しよう。
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