【卓球】ファスタークP-1の性能を徹底レビュー 薄く捉えてもしっかり掴む裏ソフトラバー
Nittakuのラバー『ファスタークP-1』はファスタークシリーズ最新作の裏ソフトラバーで、プラスチック専用ラバーとして発売され、”プラスチック(Plastic)”の頭文字をとっています。『ファスタークP-1』にはどのような特徴や性能があり、どのような選手に適しているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
『ファスタークP-1』とは?
『ファスタークP-1』は、卓球用品の総合メーカー、「Nittaku(ニッタク)」が販売するドイツ製のテンション系の裏ソフトラバーです。“Fast(速さ)とArc(弧)を描くボール軌道”を開発コンセプトとしており、G-1やC-1のシートよりも粒形状をやや細くして間隔を広くすることで、ボールの食い込みを非常に良くし対戦相手を圧倒するスピードを生みだす「テンションパワーシート」と、ハードな打球感が持ち味の「ストロングスポンジ」から構成されています。
Nittaku社基準では、スポンジ厚さが「厚」「特厚」が用意されており、硬度が「37.5」(ドイツ基準では「47.5」)となっています。(2023年6月9日現在、「ブラック」の「特厚」は生産終了となっています。)
ファスタークシリーズはスピードドライブ重視のP1の他に、スピンドライブ重視であるG-1、バランスラリー重視のC-1、スピードスマッシュ重視のS-1の計4種類のラバーがあります。
『ファスタークP-1』の特徴
スピードドライブを特徴としてもつ『ファスタークP-1』ですが、その内容を詳しく見ていきましょう。
特徴➀:薄く当ててもすべらない
『ファスタークP-1』の特徴1つ目は、薄く当ててもすべらないことです。
『ファスタークP-1』で採用されている「テンションパワーシート」は、他のファスタークシリーズのシートよりも粒形状をやや細くして間隔を広くすることでボールが良く食い込みが良くなっています。シートそのもののグリップ力が強いため、スポンジに食い込ませるように強く当てなくてもすべらずに回転をかけることができます。
特徴②:飛距離
『ファスタークP-1』の特徴2つ目は、飛距離です。
『ファスタークP-1』で採用されている「ストロングスポンジ」はハードな打球感でありながらボールをしっかり捉えて押し出し、ボールに更なる威力を生み出すスポンジです。その飛距離のおかげで中陣からの飛距離が出て、深いボールが打つことができます。
特徴③:弾道が直線的
『ファスタークP-1』の特徴3つ目は、弾道が直線的であることです。
弧線を描くような弾道になる『ファスタークG-1』に対して『ファスタークP-1』は低く直線的に飛ぶため、ボールが相手のコートの深いところに入ります。ただし低弾道なのでネットミスもしやすいようです。
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