【第2回】「継続率90%」のパーソナルトレーナーが語る 「成果が出る人と出ない人」の差

「筋肉は一生モノの服」という言葉がある。どんなに高いブランドの服を着ようが、カラダがカッコ悪ければ台無しになってしまう。なら今年の夏、一番カッコよくて、長持ちする服を手に入れたい。その近道がパーソナルトレーニングなのかもしれない。だが、大きな問題がある。「ジムって続かない」のである。どうすれば筋トレは継続できるのだろうか?前回に続いて、「継続率90%」を誇るパーソナルトレーナーMASAさんに秘訣を聞いた。(取材・文/武田鼎)

ジム通いを続ける秘訣

MASA:パーソナルトレーニングに週に1度通っていればいい、というわけではありません。目標への近道はやはりご自身でもジムに通っていただくこと。パーソナルで教わった正しいフォームを実践してもらうための時間を作って欲しいんです。そうすれば絶対に成果は出ます。パーソナル→自分でトレーニング、をそれぞれ週に1度続けていただければ目に見えてカラダは変わってくると思います。

――なるほど、それが継続率90%の秘訣なんですね。だいたいどれくらいの期間で成果は出るんでしょうか?

MASA:やはり最低半年は続けてほしいです。野球だっていきなりホームランを打てるわけじゃないしサッカーだって始めはドリブル練習から始まります。地道なトレーニングがあって、ようやく難しいプレーができるようになるんです。まずは半年続けて、手応えを掴んだ人が長く続く気がします。

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――ですが、多くの人が「自分で通うジムは続かない」という悩みを抱えています。

MASA:ジムに通う上での一番の敵が「継続性」です。多くの人が、ジムの入会当初は、気合いを入れてウエアやシューズを揃えるのですが、気づけば通わなくなって会費だけを払い続ける幽霊会員になってしまっています。最初の2,3週間頑張る!というのは誰でも続くモチベーションです。それが2カ月、3カ月となると続く人は大きく減ってしまいます。

――続けるにはどうすればいいのでしょうか?

MASA:僕自身、18歳の頃から筋トレを本格的に始めて10年以上が経ちます。その間、1か月間カラダを動かさなかったことはありません。

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――その秘訣を知りたいです…

MASA:はっきり言えば、「何があっても行く」ということです。“ちょっとカラダが重い…”“仕事が忙しい…”など「行かない理由」は無限に出てくるものです。ですが、その言い訳を抑え込んで、「行く」。行ってジムウエアに着替えて、やる。腹筋10回だけでもいいんです。最悪シャワーを浴びるだけでも構いません。まず「ジムに行くこと」を続ければ、やがて習慣になります。

食事制限は絶対禁止

――なるほど…。他にもトレーニングが続かなくなる人の特徴はありますか?

MASA:短期的な効果を出そうとしてしまう人ですね。他のスポーツだと最低半年は練習が必要なのに、ボディメイクになると途端に即効性を求めてしまう人がいます。たまに「2日間、断食したから体重が落ちた」という話を聞きますが、あれはまったく意味がありません。その減量は体内の水分が抜けただけで、脂肪が燃焼したわけでもない。急激な食事制限は必ずリバウンドしてしまいます。僕のトレーニング方針では急激な食事制限は絶対禁止です。肝心なのは「細く長く」続けることです。トレーニングは、誰かと競わなくていい唯一のスポーツなんです。だからこそ何歳になっても続けることができます。

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――何歳くらいまでできるんでしょうか?

MASA:上は60歳や70歳で大会に出場している方もいます。無理なくマイペースで健康的で続けることができるスポーツですから。先日東北大学で発表された研究成果ですが、1週間に30~60分間の筋トレで、心血管疾患やがん発症のリスク、あらゆる病気などによる死亡リスクが減少するそうです。だったら、やらない理由、ないですよね?

MASA プロフィール

中学の頃から野球を始め、18歳の頃から本格的にトレーニングにのめり込む。その後、フィットネスの道に進み、現在は恵比寿のパーソナルトレーニングジム・BOUNDS.の専属トレーナーに。
主な実績として日本国内で開催されているフィットネス競技大会である「サマースタイルアワード(通称:サマスタ)」では東京予選1位、全国2位という成績を残す。

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