元Jリーガー主導のもと、子どもたちに夢を運ぶ新プロジェクトが始動

子供たちの未来のピースのために

プロジェクトのアドバイザーを務める長谷川氏は、スポーツ選手を目指す上で幼少期に必要な要素を以下のように述べている。

「とにかくチャレンジして、たくさん失敗すること。失敗から学んで何かを達成できるようになれば、ボールを蹴ることが楽しくなる。そういったチャレンジができる雰囲気作りを心がけていきたい」

府中アスレティックFCの松永託選手を講師に迎えた24日のクリニックでは、足裏を使った技術や、トゥーキック(つま先でのキック)の練習が行われた。松永氏は「フットサルの技術はサッカーにも活かせる。身につけておくと、良い特徴として監督や指導者に評価してもらえる部分もあるので、ぜひ身につけてもらいたい」と、フットサル特有の技術練習がサッカーにも活かせることを語っている。サッカーだけでなくフットサル、ビーチサッカーの現役選手からも指導を受けられるPEACE UNITED FUCHUは、まさに子供たちがチャレンジする場として最適な環境だろう。

松永託

フットサルの技術を学ぶことは、何もサッカーに活かすためだけではない。「一般社団法人こどもスポーツ支援協会」のメンバーとしてクリニックの運営を行う鴨川氏は、3競技の講師を招いた理由について「小さい頃からフットサルやビーチサッカーの選手になりたい、という子供がいても良い。今後は子供たちに色々な選択肢を与えていきたい」と述べている。3競技の共演は、子どもたちの選択の幅を広げる意味でも大きな役割を成し得そうだ。

とはいえ、当面の課題はプロジェクトの認知度を向上させることとなる。長谷川氏が「まずは知ってもらうことが大事」と口にする通り、習い事の費用負担に悩む家庭への認知が最優先事項であろう。そのミッションを遂行することが、本来の目的の達成に繋がっていくはずだ。

「子供たちの未来のピースのために」。各競技の実力者たちがそれぞれの想いを紡ぎ、“夢の運び屋”として子供たちに未来を与えていく。

PEACE UNITED PROJECT

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