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浦和レッズを支える陰の立役者に学ぶ、スポーツマーケティングの真髄

「答えはお客さんのところにある」

僕が日頃から意識しているのは、「お客さんと会わないと仕事って生まれない」ということです。だからどれだけお客さんのところに足を運ぶか、コンタクトを取るかっていうところが大事だと思います。

しかも、ただ単に足を運んだり、物を運んで納品してくるっていうだけじゃなくて、何か宿題をもらってくる。あるいは飲みに行ったり、何か悩んでいることを聞き出したりする。僕自身、日頃から人と話すのが好きということもあって、知らず知らずのうちにお客さんすら気付かなかった視野を広げてきたなと思います。答えはお客さんのところにあるんですよね。

それも「最近何かありました?」っていうんじゃなくて、こっちからも「最近こんなことあったんですよ」って自分からも発信する。そうすることで向こうも「最近こういうことで悩んでいるんだよね」っていう話をしてくれたりする。そういう人とのコミュニケーション能力が自分は長けているんじゃないかなって思います。

年末年始にはお客さんのところに挨拶回りするんですけど、そこで沢山仕事もらってきて、業務が1月2月とパンパンになっちゃったみたいなこともありました (笑)

でもそのぐらい、お客さんのところに行って何か引き出すっていうことを普段からしているのかもしれないですね。

スポーツで埼玉県をもっと魅力的にしたいー。地元企業としての矜持

このデータはりそな銀行が調べたものなのですが、県内に浦和レッズが生み出す経済効果は年間約127億円と言われています。しかもクラブ側の予算にサポーターの交通費とか飲食代等を含めた直接効果だけで合計90億円近い。この内訳の中で、入場料が30億ぐらいを占めているというのはJリーグでもなかなか無いんですけど、さらに広告収入が24億っていうのもすごいことなんです。

この調査の時はまだ放映権料が4億円ぐらいですけど、皆さんご存知の通りDAZNがJリーグの放映に参入しました。2017年シーズンからはJリーグの賞金も跳ね上がっていますし、これからますます収入は増えていくのではないかなと思います。

それから、2020年には東京五輪があります。埼玉県でも、サッカーを含めて4競技行われます。埼玉はディズニーランドもないですし、海もないので、スポーツで盛り上げていこうとしている。ランドガレージも、そうした動きの核となれる存在になりたいと思っています。

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