アンブロとガンバ大阪の17年。彼らの歴史と次なるステージ【PR】

一番売れたガンバのユニフォームは…

アンブロさんとは2003年からサプライヤーとして契約して17年が経過しました。毎年ユニフォームは変わっていくのですが、デザインなどのビジネス的な要素や、選手のパフォーマンスに直結する素材などの要素が関わってきます。ですから、グッズ担当や強化部など関わる部署全てを通して決めていきます。

これまで多くのユニフォームが世に出ましたが、レプリカの販売枚数の基準で言うと、2015年の、タイトル獲った翌年がものすごく売れました。数字でいうと、前年比1.8倍ほど。やはりタイトルを獲った翌年はJリーグワッペンの色が変わりますしサポーターの心も掴むのかなと。もちろんその年のデザインが良かったというのもあると思います。

ガンバ大阪で勤務して7年ですが、アンブロのグッズを身に着けている人が多くなっている感覚は年々あります。肌感ですが、アンブロのバッグを持って通学する高校生や、ジャージを着て万博の外周をランニングする人が多くなっていっているなと。

これって、契約を始めてすぐに起こる事象ではないと思うんです。この17年の歴史が作った環境であることは間違いありません。スタジアム付近で、ユニフォームを着ている人はもちろんですが、スニーカーや普段着まで揃える人もいらっしゃいますし、“ガンバ大阪”を通じてアンブロの浸透度は深くなっていると思いますね。

パナスタが加速させた魅力

ガンバ大阪のホームスタジアム“パナスタ”は、世界に誇れると自負しています。 ピッチとの距離も近いので、戦う選手の迫力を身近に感じれますし、サポーターの応援、後押しによる臨場感・一体感は、日本屈指だと思います。

試合における“勝った負けた”以外のところ。サッカー観戦プラスアルファで楽しんでいただけるようなイベントに、ここ1、2年とても力を入れています。ターゲットを絞りながらですが、様々な方に楽しんでもらえるものを企画しています。

その中で今シーズンは観客数の増加というのがチームとしての大きなトピックスでした。2014年、三冠をとった年の平均は14,749人だったのですが、昨年は27,837人。2倍近いんです。このスタジアムができて観客数が増え、チケットが売れるようになったのは明らか。ただそれだけでなく、私が担当しているスポンサー収入もグッズ売上も増えています。

啓蒙活動ではないですけど、例えば昨年のナイターの試合でスマホに貼る用の青いシールを配りました。ライトを照らせば青い光が出る仕様だったのですが、これが幻想的で一体感が生まれましたね。ナイターのゲーム時にはグッズ配布もしながら、コアな人以外にも「ガンバって格好良いな」「あのグッズほしいな」と思わせるような仕掛けはところどころに入れています。

年に一回「ガンバエキスポ」というイベントで来場者全員にオリジナル限定シャツをプレゼントしています。昨年は木梨憲武さんがデザインしたものを、2年前と3年前は太陽の塔とコラボしたものを作りました。これはデサントさんの協力なくしてはできないものです。

アンブロ製ということで、限定シャツを手にしたファンにも信頼感を与えられます。それにさらに、ブランドマークのついたシャツを貰えるということで、プレミアム感も増しているのかなと。該当する試合ではほぼ全員がそのシャツを着て応援していますから、そこで新規のファンが増え、アンブロのブランドに対するイメージも良くなればいいなと思います。

サプライヤーであるデサントさんとはより取り組みを充実させていかなければいけないと思っています。ここ数年でいうとガンバエキスポが最大の目玉となっていますが、他のことにも取り組みたいなと。

デサントさんのDISCという最新テクノロジーを利用してウェアを作成する研究開発所があり、協力依頼もいただいています。ここで開発の連携もしたいなと考えているんです。

例えば、ドローンを利用して選手一人一人の細かい動き、切り返しするタイミングやダッシュの頻度を映像で解析して集計する。そして、それを基に、ポジションやプレーヤーに応じてウェアを作ってみると。このようにテクノロジーを活用したウェア開発という分野で、ガンバも協力できたら面白いなと思っています。

“大阪愛”が両者をつなぐ

デサントも大阪の企業ですし、ガンバも大阪のチーム。“大阪愛”が双方で強いからこそ、ONE TEAMのような形ができていると感じていますし、ファンの方にも通じているのだと思います。

日韓W杯の後、2003年からアンブロに変わって、2008年にACLで優勝し、2005年、2014年にJリーグタイトル獲って、と。黄金期を共にしたのがアンブロですから。「渋いブランドをつけているな」とガンバ入社前は思っていましたけどね(笑)。長い歴史の中で築いてきたこの関係性はなかなか切り離せなくなっていると思いますし、これからも共にいろいろなものを創っていきたいです。

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