• HOME
  • 記事
  • Jリーグ
  • 日本瓦斯が、東京ヴェルディを支援する理由。「同じガスならわれわれを」

日本瓦斯が、東京ヴェルディを支援する理由。「同じガスならわれわれを」

コミュニティからの共感。ポジティブな反応に

スポンサーをしていて嬉しいことは、「ニチガスさんありがとう」とファンやサポーターの方々に言っていただけるようになったことです。

競争をして伸びてきた会社だからこそ、SNS上でネガティブな反応も少なくありません。ですが東京ヴェルディと活動をすることで、良いコメントやポジティブな反応が自然と増えたんです。

お客さまからの反応を見ていると、われわれがエネルギー事業を通じて実現したいことと、東京ヴェルディがスポーツを通じて実現したいことが似ていると改めて感じます。エネルギーやスポーツはあくまでも手段であって、目的は消費者やサポーターの方々に共感していただき、感動を共有し、信頼関係を築くこと。表現したいことは同じなんだな、と。

今後も、“共感”を活かした施策を考えています。現在、「ヴェルディガス・でんき」のリリースを予定しています。これにより、売り上げが資金となって東京ヴェルディを応援するものだということが、より明確になります。同じガスなら、東京ヴェルディを応援しているニチガスにしようと思っていただければ嬉しいです。

サポーター企業同士の繋がりも、ありがたいスポンサーメリットですね。例えば千駄ヶ谷の街づくりに力を入れられているFMG株式会社さんとは、千駄ヶ谷をひとつのコミュニティとしてエネルギー提供をニチガスで一括するような仕組みを企画しています。

たくさん関わってきているチームなので、もちろん勝って欲しいという思いは強いです。ただ仮に良い結果が出なかったとしても、結果に至るプロセスが大事だと考えています。チームとサポーターが力を合わせて、ひとつのゴールに向かって挑戦している姿が、多くの共感や感動を引き起こします。われわれもその一部となって、ぜひ今後も関わっていきたいです。

スポーツを新たな日常へのエネルギーに

コロナ禍を機に、デジタルを活用してスポーツを応援しようという動きが加速しました。コロナが収束しても、さまざまな理由でスタジアムに足を運べない人もいるはずです。スタジアムにいなくても応援できる仕組みは、これからも活用できますよね。

サッカーだけでなく、スポーツ界全体が同じ課題と向き合っています。新しい応援の方法を、競技を超えて広げていって欲しいです。スポーツ業界という枠組みが広がることにも繋がると思います。

先ほどまでのコミュニティの話でいうと、次はどうデジタルのコミュニティに入り込んでいくのかに焦点が当てられます。東京ヴェルディというスポーツのコミュニティと、デジタルのコミュニティを掛け合わせば、さらに活性化できるのではないか、と。

コロナウイルスという課題を、人類は必ず解決して乗り越えていくと信じています。課題や困難を乗り越えていくという点ではスポーツと重なるものがあり、スポーツは一種のモチベーションにもなり得ます。だからこそデジタルなどを利用してスポーツの価値を上げていくことが、コロナを乗り越えるひとつの方策になると考えています。

コロナ禍でスポーツの価値を再確認した人も多いでしょうし、落ち着いてきたら一気にスポーツへの需要が爆発しそうです。われわれもスポーツ界に対して何ができるのかを考えて、主体的に動いていきたいと思っています。

スポーツ界だけでなく医療の最前線で支えてくださっている方々など、全ての人々を応援する意味を込めて。立ち止まってしまったスポーツを1日も早くスタートし、世の中の活性化に少しでも貢献できるよう願っています。

関連記事