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【ブラジル戦速報レポート】日本代表、世界最強ブラジルに2-4で惜敗。W杯ラウンド16で大会を去る

フットサル日本代表は23日、FIFAフットサルワールドカップ リトアニア 2021のラウンド16でブラジル代表と対戦。第1ピリオドを終えて1-1で折り返した日本は、第2ピリオドに逆転を許しながら最後まで食い下がったがあと一歩及ばず、2-4で敗戦。日本はラウンド16で姿を消すことになった。

日本代表は、スペイン、パラグアイ、アンゴラと戦ったグループEを1勝2敗で3位に沈んだが、全6グループの3位のうちで上位4チーム以内に入ったためワイルドカードでグループ突破。三浦知良を招へいして臨んだ2012年大会以来となる、2回目のラウンド16進出を果たした。

この試合に勝てば、史上初のベスト8以上が確定。ブルーノ・ガルシア監督も「細部までブラジルの分析を詰めている。弱点も当然ある。われわれとしては、自分たちが築いてきたフットサルを最高レベルで遂行したうえで、相手の弱点であるほころびを引き出すことができる。それがあって初めて勝機が見えてくる」と、万全の準備を整えてこの決戦を迎えた。

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開始4分に星翔太のゴールで先制!

スタメンは、ピレス・イゴール、清水和也、逸見勝利ラファエル、西谷良介、オリベイラ・アルトゥールの5人。イゴールとアルトゥールにとっては生まれ育った祖国との対戦になった。

「ブラジル代表は、“代表の中の代表”です。世界で最もタイトルを獲得してきた代表チームですし、構成メンバーも世界有数のトップクラブでプレーしている選手たちばかり」

ブルーノ監督がそう話していたブラジルに押し込まれながらも耐えしのぎ、攻撃では清水を中心に積極的にシュートを放っていく。すると4分、右サイドでボールを受けた星翔太が、ピッチ中央へ向かって反転。左足を振り抜くと、シュートは相手GKに弾かれながらもゴールへと吸い込まれ日本が先制する。しかし5分、相手GKギッタから前線のフェラオへ縦パスが通る。星龍太が対応したものの反転シュートから左足シュートをコースに決められ、同点に追いつかれた。

その後も、ブラジルの個人技を軸にした攻撃を浴び続けながら、日本は体を張った守備とイゴールの好セーブでゴールを死守。機を見て勝ち越しを狙うシーンも何度かつくり、試合を1-1で折り返した。

ブラジルに逆転されるも…西谷が強烈な追撃弾!

第2ピリオドは立ち上がりから圧力をかけてくるブラジルに対し、日本は集中した守備で対応。25分、ブラジルのGKギッタに日本陣内まで攻め込まれシュートを打たれたもののイゴールがセーブすると、こぼれ球は縦に抜け出した星翔太のもとへ。GKが飛び出した状態で、ゴール前は相手フィールドプレーヤーのみというビックチャンスを迎えたが、星のシュートは左へと外れてしまう。

その後もブラジルにことごとく攻め込まれながら、日本は全員守備でゴールを死守。イゴールも好守を連発し、粘り強い守備からチャンスをうかがっていく。しかし31分、中央のピトがからのパスを受けた右サイドのレオナルドが、飛び出してくるイゴールのタイミングを外す右へのフェイントからフィニッシュを決め、勝ち越しを許した。日本はこの試合で初めてビハインドを許す展開に。

残り5分を切ったところで、清水が右サイドでドリブルを開始。これがブラジルの5つ目のファウルを誘うと、その後は、ブラジルの守備が強度を緩めたことで、日本がボールを持つ時間が増えていく。しかし37分、右サイド深くから日本陣内の左へ対角の長いボールを通されると、イゴールがピトにかわされ失点。1-3とリードを広げられてしまう。

2点差になったことを受け、日本はアルトゥールをゴレイロと交代してパワープレーを開始。その直後、中央の西谷がこぼれ球に反応して強烈なミドルシュートを突き刺し、再び1点差に詰め寄る。そこからパワープレーを継続して同点を目指したが、残り5秒、前がかりになったところを突かれて失点。最後まで“世界最強”を追い込んだもののあと一歩及ばず、日本は2-4で敗戦した。

【9月23日】26:00KO(日本時間)
<W杯ラウンド16>
日本2(1-1)4 ブラジル

<得点者>
04分 1-0 🇯🇵星翔太
05分 1-1 🇧🇷フェラオ
31分 1-2 🇧🇷レオナルド
38分 1-3 🇧🇷ピト
38分 2-3 🇯🇵西谷良介
40分 2-4 🇧🇷ガディア

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