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【スペイン戦前日WEB取材】W杯デビュー戦ゴール!日本屈指のテクニシャンの感触は「正直、楽しむ余裕はなかった」

フットサル日本代表は17日、FIFA フットサル ワールドカップ リトアニア 2021のグループステージ第2戦でスペイン代表と対戦する。自身初のW杯を戦っている室田祐希が、前日会見に臨んだ。

Fリーグでは、持ち味のドリブルで無双する室田だが、初めての世界的な大舞台に立って、実際に何を感じたのか。

アンゴラ戦は、星翔太のシュートのこぼれ球を詰めW杯初得点をも決めた。普段Fリーグで魅せるような華麗な得点ではなかったが、ゴールを決めたことは事実。室田はどんなことを心がけ、試合に臨んだのか。そして、来るスペインという強敵との試合を前日に控えた今、室田の秘めた闘志に迫った。

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ゴールシーンは「どこにこぼれてきてもいいように走った」

──勝利おめでとうございます。W杯を戦ってみて、どんな気持ちですか?

特別、緊張はなかったですね。

──思ったより緊張はなかった。

そうですね。親善試合でポルトガルと最初に戦って、久しぶりの試合だったのでそのほうが緊張しました。

──ピッチでは躍動していましたが、いつも通り楽しめていましたか?

正直、楽しむ余裕はあまりなかったですけど。得点できて、ホッとしていますね。

──ゴールシーンは星翔太選手が起点となって、その後、中央で足裏で左に。ああいうプレーが出るとノッているのかなと思いますが、狙い通りのパスでしたか?

いや、あれは、特に狙ってはないですけど。翔太くんがインターセプトでボールをカットして、自分も前を向こうと思って、前を向いたら相手が来ていたし、隣で翔太くんが走っていたのが見えたので、足裏で咄嗟に出しました。

──そこで決まりのような場面で、その後もちゃんとゴールに詰めていた。

こぼれてきそうな感じがしたので、一応。ゴール前でどこにこぼれてきてもいいように走っていました。

──1試合目の改善点は?

失点は自分たちからのミスだったので、そこは修正できる。あとはファウルカウントが4つたまってからプレスにいけないことがありました。スペインの親善試合でもそうですが、次はファウルカウントに気をつけようと思います。

──W杯ならではのファウル基準を感じましたか?

そうですね。結構、ファウルを取られることが多かったので、そこは試合中に考えて、僕もファウルが多かったので、「自分なりに距離感を修正しないといけないな」という反省点があります。

──セットの感触は?

親善試合では得点という結果があまり出ていなかったのですが、アンゴラ戦は得点も取れました。第2ピリオドの途中はバタバタした時間もありましたが、そこは結果が出たのでよかったです。

──まだ1試合ですが、目標の舞台に来ました。特別な感じはありましたか?

感情が昂るといつものプレーができないので、いつも通り平常心でやろうと心がけていました。なので平常心のつもりでしたが、でも雰囲気などはやはり、「ここまで来たな」という感じはありましたね。

──そのW杯という舞台で点を取れたことは?

チームが勝てたことが一番よかったと思いますし、個人的にも得点が取れて、非常にうれしく思います。

──次はスペインが相手です。そうした相手にこそ、魅せてもらいたいですが、どんな試合をしたいですか?

まずは、日本の強みである前からのディフェンスをしっかりやれれば、自分たちのペースに持っていけると思います。まずはそこから。攻撃ではもちろん、自分の良さを出せたらいいですが、やはりディフェンスからしっかり入りたいと思います。

──スペインとは直前に対戦しています。そこで感じたこと。こういうことをしたい、戦えそうだなというものは?

この戦った親善試合より、たぶん、何段階もギアを上げてくると思うので、全然違う試合展開になると思います。自分たちの強みのディフェンスが生きれば勝てると思うので、そこで頑張りたいと思います。

日本代表&W杯特集

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