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【アンゴラ戦翌日WEB取材】「兄貴からのパスを決められてうれしかった」。初W杯で星龍太が感じた嬉しさと難しさ。

9月15日、アンゴラとのW杯初戦を8-4で勝利した翌日、日本代表選手数名とブルーノ・ガルシア監督がオンライン取材を行なった。

初めてのW杯でありながら、堂々としたプレーを見せた。自らも絡んだ失点で流れた嫌な空気を、直後に自分のゴールで取り返した。しかも、そのゴールにつながるパスを出したのは“兄貴”の星翔太だった。

兄と弟で1点ずつを挙げたアンゴラ戦は人生の中でも忘れられない試合になっただろう。メモリアルな試合から一夜明けて、星龍太は喜びを改めて噛み締めつつも、グループ最大の強敵であるスペイン戦へと目を向けていた。

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「これがW杯に出てくるチームなんだ」と感じた

──W杯で兄弟ゴールを決めましたが、初戦の感想を聞かせてください。
普段ではしないような失点もありましたし、反省が多く残る試合でした。それでも勝てたことは大事だし、勝って次につなげられるのは良かったです。得点に関してもチームとして守備が連動していたからこそ奪えた得点でした。兄貴からのパスを決められたこと、それから兄貴も最後に点をとって、2人が同じ試合でゴールを決めることはあまりないのでうれしかったです。

──龍太選手がゴールを決める前にオウンゴールがありましたが、あの場面を振り返っていただけるでしょうか。
失点シーンに関しては警戒している相手の1対1で縦にはがされてしまって、(星)翔太がカバーに行って、僕が回る形でカバーに行ったが、そのタイミングが遅れてしまった。中のシュートに対して、自分のスピードがゆるめられなかったというか、ギリギリで走り込んでしまったので、うまく止まれずに足に当たってしまいました。ポジショニングをもう少し修正できればなかった失点だと思いますし、もう少し連動性を上げれば大丈夫だったはず。ちょっとは落ち込みましたけど、切り替えれば良いかなというメンタルだった。負の感情にとらわれることはなかったかなと思います。

──初めてのW杯で国際基準の相手とマッチアップしてどのように感じましたか?
手足が長かったり、日本人とは体格とかスピードとかいろいろな部分が違う。非常に難しかったです。フットサルは奥が深いなと感じたし、1対1では本当にリズムが違って、積極的に仕掛けてくるし、ポジティブなメンタルを持っている選手が対戦相手にいるので、「これがW杯に出てくるチームなんだ」と感じました。

──次の対戦相手はグループリーグ最強国のスペインです。どのように臨んでいきたいでしょうか?
スペインとは親善試合で1試合戦っているので、ある程度感覚はつかめていますが、本戦になるともっとがむしゃらに来るでしょう。もしかしたら親善試合ではなめられていたかもしれませんが、W杯でそのようなことは期待できません。僕たちが昨日のようなゆるいディフェンスをしてしまうと、その隙を突かれてしまうでしょう。最初の1秒から気をゆるめずに同じモチベーションで戦うことが勝つ方法だと思います。しっかりとみんなで取り組んでいきたいです。

──スペインにはソラーノとラウール・ゴメスという世界屈指のピヴォがいます。龍太選手はフィクソとしてマッチアップが予想されますが、**どのように抑えたい?**
体が強いですし、反転も速いですし、シュートも強い。まず第一にはピヴォにボールを当てさせないように前からプレッシングをかけること。ピヴォに入ってしまったとしても、1人ではなくて、チーム全体としてサポートしながら守ることが大事なのかなと思います。もちろん局面のところではフィクソとピヴォというところで、当たり負けしない、シュートを打たせない、反転されてしまったらスライディングでコースを消していきたい。チーム全体でディフェンスができれば、相手のプレーも限定できるので、集中を切らさないことが大事になると思います。

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