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「真面目で厳格」という“キャラクター設定”。日本代表監督の本当の顔|ブルーノ・ジャパンの肖像

「価値観」や「徳」を大事にするのが私の哲学

──ブルーノ監督の指導哲学を教えてください。

難しいところですが、表現するなら「価値観」や「徳」はタレントよりも重要だ、という考え方ですね。試合のために準備して、競争して、勝っていく。その「試合に勝つ」という事実だけを楽しむのではなく、そこに至るまでの準備を含め、全力でやり続けるところを楽しむ。プロセス自体を味わい、楽しむことが本来の姿だろうと。価値観や徳を持っていないと、全体を楽しめないと感じています。

──結果よりもプロセスを大事にするということ。

実際に、プロセスを楽しめないと、うまくいかないこともあると思いますし、楽しむことはうまくいくための秘訣でもあると、私は信じています。ハイパフォーマンスを出せる環境にいること自体に幸せを感じられるかどうか。制約も多いし、制限もある。それにストレスを感じてしまうと、コロナ禍のようにさらに周りの状況が変わり、状況が悪くなり、活動しづらくなり、やっていられなくなる。タレントよりも、日本代表に関わって戦えていること自体が幸せだという価値観を持ち合わせていないといけない。それを持っていることが強みにもなると思っています。

──なるほど。ところで、1時間くらい経つけどまだ聞きたいことがあります……。

大丈夫です。今日はオフですが、こうしてトモとの時間を過ごしていることで、私がフットサルが大好きで、その時間に幸せを感じているんだと理解してもらえると思いますから。

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