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障がいの垣根をとっぱらうサッカー教室を全国で開催!横江怜がロービジョンフットサル元日本代表・中澤朋希とクラウドファンディング

参加無料で継続するためのクラウドファンディング

全国津々浦々の盲学校に打診し参加者を募るところから、LiROADの活動は始まる。続いて、障がいをもたない子どもたちにも募集をかけ、近隣のフットサルコートを借りてサッカー教室を開催する。講師はもちろん横江怜と中澤朋希、フットサルとロービジョンフットサル、それぞれ日本代表キャリアをもつ2人だ。

なんとも興味深いイベントだが、子どもたちの参加費は無料である。

当然のことながら、レンタルコート代、ゴーグル等の備品代、移動費などなど、それなりの資金が必要になる。当初は年数回のイベントを各々の持ち出しで、という案も出たという。ただ、こういったイベントを持ち出しで開催する主催者側が苦しくなってしまって長続きしない、というのはよく聞く話だ。

「継続していくためには、応援してくれる人が必要」(横江氏)

参加無料で、全国で、継続的に、という考えに賛同してくれる人を広く募集する方法として、2人が選んだのがクラウドファンディングだ。

◆フットボールで、視覚障がいのある子供たちの明るい未来へ 〜障がいなんて関係ない〜

このページは、中澤さんが拡大鏡を使ってパソコンと睨めっこしながら、いちから作ったものだという。それを踏まえて見ると、たしかにページの端々に中澤さんの思いを感じ取ることができる。

長く継続していくこと、広く全国で行うこと、大きく輪を広げること、深くつながっていくこと。

LiROADの活動がそうなることによって、一方では「Fリーグがリーチされる」ということにも横江氏は期待している。たしかに、横江怜を媒介者として、視覚障がいをもつ子どもやその家族や関係者の方々が、フットサル、Fリーグにたどり着く、というケースも増えていくはずだ。

「みんながやっていないことをやるのも自分の役割だと思っている」(横江氏)

最後に2人の初対面時、街中での何気ない会話を紹介したい。

「今、かわいい子とすれ違っても全然わからないんでしょ」(横江氏)

「わからないですよ! ぼやっと体型しか。だからねレオさん、僕は声にときめくんです」(中澤さん)

誤解を恐れずに言えば、障がい者を特別扱いしてほしくない、普通に接してほしい。顔が違う、性格が違う、それと同じように、障がいすら一つの個性だと理解してほしい。この機会をキッカケに。

それが2人の大きな願いである。

LiROAD【公式】Twitter @LiROAD_football

構成=高田宗太郎

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