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卓球インタビュー [PR] 「夢の卓球の仕事、やってみてどうですか」大手卓球専門小売店に中途入社した3人に聞いてみた

2021.12.19 取材・文:槌谷昭人(ラリーズ編集長)
卓球の仕事は、今も楽しいですか。

“好き”を仕事にできるのは、幸運なことだ。
でも仕事は、好きだけで全てを超えられるものでもない。ドリームジョブの、その後の日常を知りたい。

卓球の仕事を志し、卓求人.comを通じて転職し、九州の大手卓球小売店「こぞのえスポーツ」に入社して約10ヶ月が過ぎた三人に、話を聞くことにした。

二人は関東、一人は山口から、いずれも福岡に引っ越してくる形で新天地に飛び込んだ3人は、いまどんなふうに働いているのだろうか。

清水啓太さん(28歳)、溝口良宏さん(33歳)、加藤瞭さん(27歳)さんに、現在担当するお仕事のことや、実際働いてみて感じたことなど、ざっくばらんに聞いてみた。

小園江慶一郎氏
写真:溝口良宏さん(左)、加藤瞭さん(中央)、清水啓太さん(右)/撮影:ラリーズ編集部このページの目次

  • [7 新しい企画を考えられる人]()

町田から福岡に

——三人とも、福岡に引っ越しての入社と聞きました。それぞれどんな経緯だったんでしょうか。清水啓太さん:私は、東京の町田から福岡に。東京でいろんな仕事を経験するなかで、これから3、40年以上仕事をしていくなら、やっぱり好きなことで仕事をするほうが充実した生活ができると感じて。数年前からこの業界を目指していました。 ただ、入社直前、引っ越して片付いた部屋を見たときに、これからは友達も家族もいない環境で一人でやっていかなきゃと思って、急に不安に感じたのを覚えてます。

今でこそ卓球で知り合いが増えてきたので、充実してきましたが。

清水啓太さん
写真:清水啓太さん/撮影:ラリーズ編集部
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「一回ぐらいは好きな卓球から探してみよう」

溝口良宏さん:私は前職が関東の表具屋で、書道の作品を額に入れたり巻物にしたりする仕事でしたが、コロナの影響で会社が倒産一歩手前になってしまい、正直土地で選り好みをしている余裕はありませんでした。 ——それでも、卓球業界に絞って転職活動を?溝口良宏さん:いえ、学生の頃から卓球は好きでしたが、卓球有名校を出たわけでもなく、大会で成績を残したわけでもないので、そんな自分が卓球業界なんてあり得ない、ぐらいに思っていました。 ただ今回、転職せざるを得なくなったときに、一回ぐらいは好きな卓球から探してみようと“ダメ元”で受けたところ、トントン拍子に話が進み、気づけば卓球業界でも有名なこぞのえスポーツに入社していました。

溝口良宏さん
写真:溝口良宏さん/撮影:ラリーズ編集部加藤瞭さん:私は、前職で住んでいたのが隣の山口県であったため、引越し・転勤に関しては迷いや葛藤は無かったですね。山口に住んでいた頃、近くの卓球場で中高生に卓球を教えるボランティアをしていました。 そこで卓球の面白さに改めて気づき、人生一度きりということで卓球の業界に飛び込んでみようと

——“人生一度きり”、転職を決断するときに特に思いますよね…加藤瞭さん
写真:加藤瞭さん/撮影:ラリーズ編集部## 入社前とのギャップは

——今は、それぞれ何をご担当されてるんですか?清水啓太さん:私は小売店等のお客様に、商品を卸す卸売を担当しています。お客様から注文を受けて、弊社在庫あるいはメーカーから取り寄せてお客様にお届けしています。 こぞのえスポーツ
写真:こぞのえスポーツECを支えるバックヤード/撮影:ラリーズ編集部——どうですか、卸のお仕事は?入社前のイメージと違いました?清水啓太さん:始める前の卸のイメージは、お客様の注文を用意して出荷する単純作業だと思ってました。 でも、商品についての性能や価格の情報を問われることが多かったり、想像以上にお客様との連絡も頻繁な仕事だなと。電話だけであってもコミュニケーションをしっかり取る、ということが今後の課題です。

清水啓太さん
写真:清水啓太さん/撮影:ラリーズ編集部——一番の失敗って何ですか?清水啓太さん:お客様の注文に対して用意した商品が違っていたことです。 ご注文方法はメールやLINE、FAXなどさまざまですが、ネットと違って手入力で受注するので、ご注文に対してトレースできていないことが当初何度かあって。

ご注文書と打ち込んだ受注書を2つ用意して商品コード(JANコード)を見ながら確認するようにしてからは、ミスがなくなりました。

——逆に、嬉しかったことは?清水啓太さん:お急ぎの注文に対応できて、感謝されるときが1番嬉しいですね。 あと、週に一回だけこちらの卓球教室をお手伝いさせてもらっていて、そこで生徒さんたちにアドバイスしたり、楽しく上達していく様子を見られるのも、すごく嬉しいです。

こぞのえスポーツ
写真:こぞのえスポーツの卓球場/撮影:ラリーズ編集部Rallys×パンダーニ コラボユニフォーム登場 オンライン限定販売ハイテンション裏ソフトラバー REDMONKEY ぼくらが欲しいラバーを作りました。Rallys編集部TAKUMANA もっと気持ちよく練習しよう。 NEW Original Tee ¥2,990## 「顔は見えないけれど、店舗営業と同じだ」

——溝口さんの現在のご担当は?溝口良宏さん:「卓球応援団」というサイトの、お客様対応、倉庫業務、ラバー貼付、企画を担当してます。 ——やってみて、どうですか?溝口良宏さん:出荷業務の中でラバー切りを担当することが多く、多いときには1日に50〜60本くらいラバーを切って貼ってます。 その精度はもっと精進したいなと。

——なかなかの数ですね…溝口良宏さん
写真:倉庫で集中してラバーをカットする溝口良宏さん/撮影:ラリーズ編集部溝口良宏さん:大変は大変なんですが(笑)、でも前職でも刃物を扱っていたりして工作は得意なので、嫌いじゃないんです。 ——ECサイトの仕事を始めてみて、気づいたことってありますか?溝口良宏さん:「卓球応援団」は弊社が運営している他サイトと比較しても、ご年配の方も多いんです。クラブ長の方とか、学校の先生とか、みんなの希望をとりまとめて注文するという方などもいらっしゃって。 ネットやメールに詳しくない方からの電話を受けることも多くて、例えば、まだ何を買うか決まってなくて電話で“何がいい?”って相談しながら決めたい方もいて。

——なるほど。溝口良宏さん:自分たちの年代だとネット通販は難しいものではないですが、メールですら難しいと感じる年配のお客様が一生懸命パソコンと格闘しながら、注文しているのかもしれない。 なのに入社当初、お問い合わせやクレームに対して、“注意書きにもあるように”と機械的な対応をしてしまっていたことを反省しています。きっと、ECということに変にスマートなイメージを持っていたからだと思います。

ECサイトも、顔は見えないけど、店舗営業と同じなんだと、気づきました。

溝口良宏さん
写真:多くの種類のラバー貼付をしていた/撮影:ラリーズ編集部——でも、1日に50〜60本ラバー貼付しながら電話注文対応って、時間が足りないんじゃないですか?溝口良宏さん:効率で言えば、電話注文は厳しいです(笑)。多数のお客様を同時に対応できるのが、ネット通販の強みなので。 一方で、電話でしか注文できないお客さんもいるなら、できる限り対応したいと思うようになりましたね。

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