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最高の一瞬『浅野拓磨_狙いどおりのゴールシーン(高校サッカー)』

UPDATE 2021/12/12

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年末年始に恒例の全国高校サッカー選手権が開催されます。今回は第100回の記念大会になります。そこで過去の高校選手権の写真を紹介していきたいと思います。

これは、第90回大会の(2012年1月9日)、国立競技場で行われた市立船橋対四日市中央工の決勝戦。試合開始直後に浅野拓磨選手が決めたシュートシーンです。

サッカーを撮影するときは、常にゴールシーンを撮るように心がけています。各種メディアがゴールシーンの写真を掲載することが多いからです。

ただ、ゴールシーンの撮影は難しいです。

よくあるのが、超望遠レンズで狙ってしまい、ボールが切れてしまうこと。ほかにも、ゴール前で相手ディフェンダーが被ってシュートしているところが写らなかったり、自分の狙っている反対側のゴールで得点が決まってしまうときもあります。

理想の写真は、サッカーゴール、シュートシーン、ボール、ディフェンダーやゴールキーパーが写り、それだけでゴールシーンだとわかるような1枚です。

その点で、これは一目でわかる理想的なゴールシーンの写真が撮れました。四日市中央工の右コーナーキックから、ゴール前の混戦でこぼれたボールを浅野選手が右足でシュートしたところです。この時、私は大会得点王の可能性がある浅野選手を常に狙っていたので、その結果このシーンを収めることができました。

この大会で7得点した浅野選手は、この決勝では敗れたものの、得点王に輝きました。当時2年生。とにかく速くて、パスを受けてゴールへ向かってドリブルしてくる姿は、まさに動物的なスピードを感じさせる選手でした。

高校卒業後はサンフレッチェ広島に加入し、現在はドイツのボーフムでプレーしています。日本代表でも得点源となる選手なので、ゴールパフォーマンスのジャガーポーズも楽しみにしています。

▼高橋 学(たかはし・まなぶ)

1975年、福島県福島市生まれ。東京ビジュアルアーツ写真学科でスポーツフォトを専攻。1996年より(有)ジャパンスポーツで実績を重ねてフリーランスに。現在はサッカー、フットサル、陸上、フィギュアスケートなど様々なスポーツを取材している。

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